目次
2. 大人向けのボイストレーニングの人気が高まっていることには理由があります
今、ボーカルレッスンがブームです!
ボーカルレッスンというと、歌手や歌手志望の人が受けるイメージがないでしょうか。
しかし、それらのケース以外でも受ける人が増えています。若者だけでなく、シニア層がボイストレーニングとして受けることも珍しくなくなりました。
大人向けボイストレーニングの人気が高まっている事には理由があります
どのような人であっても、声帯は加齢とともに衰えていきます。それを防いで、上手に歌いたいと思う人が増えているのです。
年をとると、若い頃のようには自由に声を出せなくなってしまいます。高齢者のカラオケ大会をテレビなどで見かけたことはないでしょうか。
若者にとっては、高齢者のカラオケ大会の盛況が不思議かもしれません。
声帯が衰えている高齢者にとって、上手に歌えることはとても素晴らしいことなのです。盛り上がる背景には、その誇りや憧れがあるのでしょう。
ボイストレーニングはアンチエイジングの効果があります
ボイストレーニングの効果としてアンチエイジングを期待しているケースもあります。
日本人の寿命が長くなったことや高齢化社会になったことにより、セカンドライフを充実させたいと思う人が増えました。
それに伴って、アンチエイジングへの関心も高まっています。
高齢になっても人付き合いが多く、いつまでも若く見られたいという願望が強くなっているのです。
女性を対象とした美容法を中心に、アンチエイジングの手法は次々と生み出されています。そのおかげで、以前より見た目の衰えをカバーしやすくなりました。
しかし、いくら若く見えても声帯が衰えていると、話すときに老化を感じさせてしまいます。
普段話しているだけでは声帯を鍛えられません。自分の出せる音域の声しか使う必要がないからです。
ボイストレーニングでは普段出さない音域の声も出すため、声帯に刺激を与えて衰えに歯止めをかけることが期待できます。
このような効果も注目されていますが、やはりボイストレーニングを受ける一番の目的は、歌が上手くなりたいことでしょう。
自分に合った発声練習を選びましょう
歌が上手くなる発声練習には多くの種類があるので、自分に適したものを選ぶ必要があります。
50歳からの歌がうまくなる方法のポイントは、基礎的なレッスンから順番にこなしていくことです。声帯だけでなく、リズム感をはじめとして多くの面で衰えが生じているからです。
一足飛びに本格的な練習を始めると、体に大きな負担がかかってしまいます。
そうなると、声を出すことに苦手意識を持ってしまい、練習を続けられなくなるかもしれません。
まずは呼吸を見直すことから始めると良いです。声帯の衰えだけでなく、呼吸法が適切でない場合も声を出しにくくなります。
腹式呼吸をマスターすることが最初のステップ
息を吸うときに腹部を膨らませることが複式呼吸の基本です。
逆に息を吐くときは、できるだけ腹部をへこませます。心肺機能が低下していることを考慮して、最初は5秒程度の短い間隔で、吸うことと吐くことを繰り返しましょう。
慣れてきたら間隔を少しずつ延ばしていきます。
次のステップは、声出しのレッスンです。
腹式呼吸で吐くときに声を出していきます。できるだけ息の強さを最後まで弱めずに、なるべく声の大きさをキープすることがポイントです。
ある程度キープできるようになったら、途中で声の大きさを変える練習もすると良いでしょう。
また、滑舌が悪いことが原因で声が上手く出ないケースもあります。
その場合は、早いテンポで発音するレッスンをして、舌や口の周りの筋肉を鍛えるのがおすすめです。
まとめ
このような基礎的なトレーニングを繰り返すことで、上手く歌うための土台を作ることにつながります。
根気強く続けて歌唱力の向上と健康を手に入れてください。