歌い方のテクニック

歌がうまくなりたいあなたは必見!ドイツ唱法V Sベルカント唱法

ボーカルスクールやボイストレーニングに通わずに、独学で歌が上手になりたいと思っている方が、結構多いようです。

今回はドイツ唱法とベルカント唱法についてそれぞれの練習方法を詳しく説明しましょう。

目次

1、ドイツ唱法やベルカント唱法を始めるにあたって

2、ベルカント唱法について

3、ドイツ唱法について

4、声楽や発声技術(=唱法)とは何ですか?

5、最後に

1.ドイツ唱法やベルカント唱法を始めるにあたって

上記の唱法は、日本人の私たちにとって聞きなれない名前だと思います。

それぞれ異なる練習方法にもなりますので自分のあったものを選んで正しいトレーニングを行う事が大切です。

たとえ、独学で学ぶのではなくて声楽に関するスクールの受講を検討されている方も、まずは、自分の最終目標と自分の声の特徴などを設定・理解してスタートする事をお勧めします。

2.ベルカント唱法について

ベルカントは、イタリア語でBel Canto=美しい歌(い方)の意味を表します。

約300年前からイタリアにおいて、人間の感情を表現するためのものとして知られている発声方法です。

基本は腹式呼吸で、ヨガなどでも有名な呼吸法です。

これは人間がリラックスできる呼吸法で小柄なアジアン人イタリア人に適した発声法だと言われています。

筋肉を使うのではなく、体のバランスをとりながら自然な呼吸を通して力強く発声するのがベルカント唱法です。

年齢を問うことなく美しく歌うことが可能な歌唱法として知られています。

基本的なベルカント唱法の方法は、腹式呼吸と鼻腔共鳴がポイントです。

腹式呼吸は、お腹の動きを意識して胸部を動かさずに呼吸を行う方法です。

リラックスした状態で歌唱力がアップし自律神経も安定するという一石二鳥の歌い方です。

鼻腔共鳴とは、ハミングをイメージするとわかりやすいでしょう。

喉から鼻の穴の間までの空洞で声を反射させ、温かみのある良い声をだす事が出来る方法です。

ベルカント唱法の習得方法(腹式呼吸と鼻腔共鳴の練習)腹式呼吸を習得するには、まず椅子に座り、上半身を折り曲げて頭を下げましょう。

この時、全身の力を抜いて、手もブラント下に下げましょう。

その状態のまま呼吸をすると胸よりもお腹が膨んでいるので腹式呼吸になります。

この時に、くれぐれも胸が動かないというポイントを意識してください。次に鼻腔の共鳴を習得しましょう。

まずは、舌と上下の両あごを、完全に引っ付けて口から声が出ない状態にします。

そして、その状態のままで、声を出しましょう。(声がでない場合は鼻を意識してみましょう。)

この状態で鼻の頭が振動している状態が鼻腔共鳴です。さらに、声を頭のてっぺんから出すイメージと眉間から出すイメージを練習してみましょう。

声の出す強さや位置で共鳴音が変わってきます。

これができる様になったら、口を開けた状態で同様に鼻腔共鳴を試しましょう。美しい伸びの高音が出ていると思います。

どちらも、繰り返し継続して練習をしてください。

3、ドイツ唱法について

ドイツ唱法とは、ゲルマン民族に見られる大柄で強靭筋肉の骨格から生した唱法だと考えるとイメージがしやすいと思います。

こちらも基本は腹式呼吸ですが、息を吸った後に、そのまま保った状態で横隔膜を下げて、声を出します。

この唱法は筋肉や体力を使って力強い声を出すので、長時間、歌い続けるにはかなりの訓練が必要だと言われています。

この唱法で歌うには、まずは背筋や腹筋などの筋力トレー二ングが必要です。

4、声楽や発声技術(=唱法)とは何ですか?

人の声で奏でられる音楽のことを声楽と表し、ソプラノ・バス・メッツォ・アルト・バリトン・テノールの6種類があります。

声楽は古代より親しまれており、その時代によって、歌や唱法が趣を変え、歴史を反映しているとも言えます。歌の歌詞は、文化や言葉との関係が強いです。

しかし声楽においては言葉で表せないような感情の表現も可能で、声楽の魅力の一つともいわれています。

歌唱テクニックには以下のような様々な技術が存在し、訓練方法をそれぞれに応じたものが語り継がれてきました。

・ヨーデル唱法 ・レガート唱法 ・ポルタメント唱法 ・スタッカート唱法

・メッサ・ディ唱法 ・ヴォーチェ唱法

5、最後に

今回は、声楽の基礎とも言える、唱法について説明しました。

ご自分の目標に合うものを見つけて練習を始められることをお勧めします。

基本とされている、腹式呼吸や鼻腔の共鳴技術を習得して、さらなる声質の幅を広げてください。

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