通勤や学校帰りの駅でいつもギターを弾きながら歌っている人を見かける事は多いと思います。
駅下や人通りの多い場所で路上ライブをしている人たちの歌を聴いていると、「結構うまいな」と思ったことはありませんか?
中には立ち止まって聴いたことがある人や、あるバンドの追っかけで毎週聴きに行っているという人もいるでしょう。
どうして彼らはライブハウスではなく路上で歌を歌っているのでしょうか。
今回は路上ライブの魅力や警察に注意を受けない方法について詳しくお話ししていきます。
目次
・路上ライブをする目的は?
路上でライブをするバンドマンやシンガーの方達が活動場所に路上を選ぶ理由として、プロの歌手を目指していることが一番に挙げられます。
なんと、コブクロ、YUI、ゆずなどの有名なアーティストたちは路上ライブ出身です。
そのため、路上ライブからプロの歌手になれる可能性は十分にありえます。
人がたくさん通る場所で路上ライブをすることで、音楽関係者の耳に自分の歌声が届く確率が高まります。
また、プロになりたいという理由だけでなく、音楽が好きだから路上ライブをしているという人もいるでしょう。
ギターを弾いたり歌を歌うことが趣味、ボイトレ教室に通っている、という人たちは路上で歌うことがストレス発散になったり楽しくて仕方ないはずです。
・誰かに歌声を聴いてほしい
趣味でギターや歌を楽しんでいるうちに、誰かに自分の歌声を聴いてほしいと思うようになります。
ある程度技術が身につき歌が上達したら、人前で歌いたくなるというのは自然なことです。
カラオケで友達にきいてもらうのもいいですが、たくさんの人に自分の歌声を届けたい場合は路上ライブがぴったりです。
人前で歌う場としてライブハウスもおすすめですが、観客の前でライトを浴びて演奏するのは緊張するという方も多いと思います。
ライブハウスだと観客を呼べない場合は実費ということがほとんどですし、初めは路上ライブに挑戦してみることをおすすめします。
路上ライブは費用がかからず気軽にできますし、毎週のように歌っていると顔見知りのバンド仲間やお客さんが増えていきます。
初めは誰も聴いてくれかったとしても、1人、2人と自分の歌を聴いてくれる人が増えていくことで大きな喜びに繋がります。
・路上ライブでは警察に要注意!
魅力的な路上ライブですが、警察から注意されるとライブを中断しなければならないため気をつけたいところです。
どのような時に警察から注意をうけるのかを以下にまとめてみました。
警察の許可を得ていない
誰かに通報されてしまう
近所の住人からの苦情
まず、警察の許可を得ていない場合、道路の一部を無断で使用するのは道路交通法に反するため注意されてしまいます。
許可を得ていない場合は注意を受けたら素直に従うしかありません。
次に、誰かに通報されてしまうというケースですがこちらも案外多いです。
「路上ライブをやめさせてくれ」などの報告を受けると警察側もほっておくことができず、許可を得ている場合でもライブを中断しなければいけないことがあります。
そして、近所の住人からの苦情ですが、ギターの音や歌声が大きすぎると周りに迷惑をかけてしまいます。
活動場所を決めるときは、周りが住宅街ではないところを選ぶなどの配慮が必要です。
・警察の許可を得てから活動しよう!
上記のように、路上ライブで注意を受ける理由は1つではないため活動するときは注意を払わなければいけません。
路上ライブを心から楽しむためにも、警察の許可を取ってから活動しましょう。
「警察の許可を得るなんて大掛かりなのでは…」と思うかもしれませんが、難しいことではありません。
家の近くにある交番に向かい、「路上ライブを行うため許可を出して頂けますか?」と伝えましょう。
あとは職員さんの指示に従ってください。
路上ライブをしている人の中には許可を得ていない人がたくさんいますが、その場合は苦情や注意を受けた時に対抗する権利がありません。
許可を得るのに費用は一切かかりませんし、申請することで心置きなくライブ活動を行うことができるため、手続きをすることを強くおすすめします。
・持ち込み機材はコンパクトに
アゴギとマイクで弾き語りというスタイルの人なら機材が大きくなることはほとんどないと思いますが、エレキギターなどを使用する場合はアンプなどの大型機材を使って演奏する必要があります。
また、バンド活動している場合は、メンバー全員分の機材が必要になるため場所を大幅にとることが考えられます。
持ち込み機材が大きいとその分人の邪魔になるかもしれませんし、警察から注意を受ける確率が高まってしまいます。
そのため、機材はできるだけコンパクトにすることを意識しましょう。
また、路上だと急な天候の変化や転倒などの事故により機材がダメになってしまう可能性もあります。
路上ライブ用に小さめの機材を購入するなどの対策をすると良いでしょう。
・たちの悪い通報魔がいる!?
路上ライブを頻繁にしている人はすでに体験済みかもしれませんが、準備万端でライブ活動を行なっても通報されてしまうことがたまにあります。
「歌や音楽が好きではない」「なんとなく耳障り」などの個人的な理由ですぐに通報するクレーマーのような人のことを通報魔と言い、こういった人はどこにでもいるものです。
注意を受けない対策をして周りに気を配りながら活動しているにも関わらず、理不尽な理由でライブを中断しなければいけないのは悔しいかもしれませんが、落ち込むことはありません。
また他の日に路上ライブを再開すればいいのです。
何回も注意を受けてしまうようなら場所を変えるのも1つの策です。通報魔に負けず、路上ライブを楽しんでくださいね。
・まとめ
歌を通じてたくさんの人と出会うことができる路上ライブは、音楽好きの方にとって魅力で溢れています。
興味がある、ストリートミュージシャンに憧れているという人は、ぜひ行動に移してくださいね。
そのときは、上記の注意点に気をつけながら活動を行いましょう。