意識せずとも使っている私達の「声」。
風邪を引いたりすると一気にガラガラになってしまい、気分も落ち込んでしまいますよね。声が出ない事で、仕事にも影響が出てしまう事も・・・。
声帯は、気温や空気、体調など様々な点から影響を受けやすく、私たちにとって「声」のメンテナンスはとても大切な事なのです。
「日頃から声のメンテナンスを行うってどうやって?」と思うかもしれません。
難しい事ではなく、意識を変えて少し気を遣うだけで「声」のパフォーマンスが向上してくれます。
そのポイントをご紹介させて頂こうと思います。
目次
■ポイント1 湿度
冬の間など、乾燥している時期は、声がかすれやすくなります。
加湿器を使用したり積極的に水分を取る、マスクを付けて就寝する事で喉の潤いを保つ事が出来ます。出掛ける際にもマスクを欠かさず、のど飴などを舐めるのも効果的です。
■ポイント2 気温
喉は筋肉で出来ています。寒い朝、声が思うように出ない時ってありますよね。
そんな時は暖かい飲み物を飲んで喉を温め、筋肉をほぐしてあげると良いです。寒いと筋肉がカチコチになって運動が出来ないのと同じように、喉にも準備体操をさせてあげましょう。
■ポイント3 飲み物
乳製品などは喉に膜を作ってしまう為、声が出にくくなってしまいます。
歌う事が好きで「ボイストレーニング」や「カラオケ」に通っている方は特に水分補給と、乳製品を飲むのをやめましょう。
「歌が上手くなる効果」が期待できる訳ではありませんが、日々の練習の成果を上げる為には、カテキンが入っている緑茶などを飲み、喉のコンディションを保つ事が大切です。
カテキンには殺菌作用があるので、喉の調子を整えるのにはうってつけの飲み物です。
また、ハチミツが入ったレモンティーなども殺菌作用があります。
■ポイント4 体調管理
仕事、家事、学校などで休めない皆さんは、普段から体調管理に気を付けていると思います。
とは言っても、疲れから免疫力が低下した時や家族が風邪を引いたときなどは、嫌でも体調を崩してしまう事もあるでしょう。
そんな時に最も大切となるのがズバリ「睡眠」です。
横になり、身体を休める事で肉体的にも精神的にも回復していきます。声は、肉体的、精神的にも影響を受けやすい部分なので、体調を崩した際には、休める事が一番の療養となるのです。
■ポイント5 飲酒・喫煙
お酒を飲んだ後、大声を出して声が枯れている人を見たことありませんか?
これは声帯が充血してしまう事で起きる現象です。気分が良くなり、大きな声を出してしまいたい気持ちもわかりますが、出さないに越した事はありません。
また、煙草を吸う事は健康から遠ざかる行為です。
声が枯れる、咳が出るなどの原因が煙草から来ている事もあります。吸う数を減らしてみる、キッパリやめてみる事で、本来の声が戻って来る事があるかもしれません。
■ポイント6 手洗い・うがい
普通の水でうがいをするよりも、生理食塩水や緑茶でのうがいの方が、殺菌効果があり効果的です。
外から帰ってきて、喉にウイルスを付けたままで過ごすと、腫れやかすれ、風邪の原因にもなります。手洗いについても、手に菌が付着した状態で食べ物を食べると、当然体内に菌が侵入します。
飲み込む際に喉を通っているので、もちろん喉にも菌が付着します。
一見、「声」のメンテナンスに関係なさそうに見えますが、「手洗い・うがい」というのは、とても大切な行為なのです。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
これら全てを徹底して行うのは難しいと思いますので、まずは自分に出来そうな方法、合ったものから実践してみてはいかがでしょうか。
生まれつき喉が強い方もいれば、そうでない方もいます。
これらの方法も、全ての方に効果がある訳ではありません。色々試してみた中で、自分に合う方法を見つけてみて下さいね。