ボイストレーニング

渋くてかっこいいハスキーボイスで歌いたい貴女へ! とっておきのポイント&テクニック3つをお教えします

最近、ボーカルトレーニングやボイストレーニングを受けている方の中で、特に女性がハスキーボイスを習得したい、上達させたいとのリクエストが急増しています。

映画の影響で、あのセクシーなしゃがれ声に憧れるている方が多いようです。

他にも、好きな男性歌手の歌をうまく歌うために、練習を始めた人もいるようですが、なかなか一人ではうまくできないのが現状で、喉を痛めてしまうこともあります。

ここでは実際に、3人の女性の方に以下の三つのポイントにフォーカスしてそれぞれをトレーニングしてもらいましたので、その様子を伝えていきたいと考えています。

目次

①喉ぼとけを意識する

②しゃがれた声を出す

③男性になりきる

まとめ

①   喉ぼとけを意識してトレーニングをした(Sさん)

私は、宇多田ヒカルさんのハスキーボイスに憧れてボーカルトレーニングを始めましたが、最初は、自分の喉ぼとけがどこに位置して、どうすれば、上がった状態なるのか下がった状態になるのかさえも、わかっていませんでした。

特に、男性の喉ボトケは、一目見ただけでわかりやすいですが、女性はわかりにくいからです。

早速、自分の首の前面の骨を上から辿って触ってみることにしました。すると真ん中辺りで、少し骨が出ている部分に気づきました。

この部分に軽くてを当てたまま、高音ボイスを出してみました。

すると、その部分がヒュッと少し上方向に移動する感じが確認出来ました。

反対に低音ボイスを出してみると、その骨が出ている部分がした方向に動いたのです。

これが私の喉ぼとけとの初対面でした。

驚いたことにこの、喉ぼとけを下げることによって、鼻の息や声通りが良くなることにも気づいたのです。

その後、低音ボイスを出すときは喉ぼとけを下げるように意識すると、徐々に、低音ボイスが自然に出せるようになってきました。

次に私がに取り組んだことは、低音ボイスを出すときの喉の感覚を掴むことでした。

そのために「今の自分が出せる音域がどれくらいか?」を知ることにしました。

私は、部屋にピアノがあったのでそのドレミファソラシドの音を使いましたが、ほかの楽器でもいいですし、今は、スマホなどのアプリなどで音程がつかめるものがありますので利用するといいと思います。

この時、私は低音から順に声を出して自分の出せる声の高さや音域を確認するために、録音機能を使いました。

ゆっくり声を出すと、自分が思っていたよりも低い声が出ていて驚きました。

実際、歌の時にも頑張って低音ボイスが出せるように頑張ろうと気づけた瞬間でもありました。

これを励みに、練習を繰り返しすことができたので徐々に、音域の広がりも感じられるようにもなってきています。

最近では時々ですが、男性ボーカリストの原曲にもチャレンジするようにもなっています。

男性の声はもともと女性に比べるとかなり低いので無理をして喉を痛めないように練習をしています。

この喉ぼとけを意識して動かすことに慣れると、男性アーティスト曲のレパートリーも増やせると思うので、もっと練習をしたいと思っています。

②しゃがれた声を出す練習から始めた(Yさん)

私はしゃがれたセクシーボイスのエレカシ・宮本さんの歌をどうしても歌いたくなったのでトレーニングを始めました。

とりあえずハスキーボイスを出すには、まずは、かすれ声=しゃがれ声を出す必要があるのは基本だと思ったので取り組みました。

まず始めに、いつもの普通声で「AHー」と言いながら、自分の声を感じました。

次に、ハッキリ出ている母音の声の部分を変えて、息だけが残るように徐々にしていきました。

最終的には母音の声が消えさり、「AHー」が「HAー」と息の音に変わるといいです。

この、声から息音だけに変えていく行程途中の、声と息が混じる時に、かすれ声が出るようになります。

この声を、歌唱中で出すと、かすれ声・しゃがれ声で歌うことが可能になります。

始めは、なかなかタイミングがつかめなくて不自然になっていましたが、何回も繰り返して練習するうちに、だんだんと、どれくらいの量の息を混ぜて声を出したら、かすれた声になるのかが、分かるようになってきたのです。

でも、自分が声を発している時に聞いている声は、周りの人が聞いている声とは違うので、アイフォンの録音機能を使って、練習をするようにしました。

今でこそ、私は、かすれていない声と、かすれている声を、調整して出せるようになりましたが、練習中に、かすれ声ばかりを連続して長時間、出してしまった時は、喉に負担がかかって、普通の普段声さえもかすれてきて、周りにも、心配されたこともありました。

特に、体調を崩している時は、かすれ声から普通の声に切り替えが難しくなったりしたので、みなさんも、くれぐれも気をつけて練習をして欲しいと思っています。

③  男性になりきる思い込み暗示テクニックで成功した(Mさん)

ある日、私は、テレビで芸人の真栄田賢さんの声を聞いたときに、鳥肌がたったのです。

「この声がすごく好きだ!この声になりたい」っと。それ以来、大ファンになって、彼の出演する番組を録画して繰り返し見たり聞いたりしました。

あの頃はただただ夢中で常に彼を想像しながら話し方も真似するようになりました。

そして半年くらい過ぎた頃に、突然、家族に、なんだか時々、Mの声が男の子のようになったねと言われたのです。

自分でも驚きました。

声が好きだという思いが高じて、いつの間にか彼に似たハスキーボイスまで手に入れていたのです。

気づかないうちに憧れの男性芸能人になりきっていて、なんの心の迷いもない状態だと、ハスキーボイスは出しやすいことにも気付きました。

と、いうのも、これをきっかけに、彼のモノマネを友人に披露してみたのです。

すると友人に、「あんまり似てない」と言われてしまったのです。

理由ははっきりしていました。

実はその時、「もしかしたらこの話は受けないかもしれない」などと、声とは違うことに気を取られたり自信がない状態で、彼になりきることができなかったからです。

わたしは、何かのテクニックを習得するのに、思い込みや暗示のような力の影響が非常に大きいと思っています。

例えば私の場合は「今、私は彼自身、本人なのだ!」と強く思うことで、ネガティブな感情(下手だとか、似てないなど)や気持ちを排除することができ、より強く自信が持てるからです。

特に私は自信が無いことに対しては、自ずと、行動にブレーキがかかり、上手く行かなくなるタイプで何度も失敗しています。

このことから、練習の時には欠点に対するマイナス思考はあっても、本番では、迷いをなくして自分への強い思い込み実践するようにしています。

みなさんも、男性歌手の歌を歌うときは、男性、その人本人になったつもりで思い切り歌うことをお試しいただきたいです。オススメです。

まとめ

以上、ハスキーボイスを出すための、3つのポイントを3人の女性の実体験をもとにポイントを説明しました。

ハスキーセクシーボイスが自然に出せるようになると、歌える曲やミュージカルなどの活躍の場が一気にグッと広がります。

歌を学ばれている方は、テクニックのひとつとして習得できると歌を歌うことがさらにどんどん楽しくなこと間違いなしです。

喉に負担をかけることなく楽しみながら繰り返し練習し、かっこいい魅力的なハスキーボイスで歌って欲しいと思っています。

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