DTM

DTM初心者講座 DTMの難易度&どの程度で習得可能か?

目次

1、DTMは難しい?

2、DTM製品の使い勝手

3、譜面は読めた方がいい?

4、習得に時間がかかりそう

5、まとめ

◆DTMは難しい?

パソコン、またはタブレット端末があれば始められるDTM。

「DTMもiPad(タブレット)なら始められるかな、パソコンは苦手だし」

そんな期待を抱いている人もいるでしょう。

そう、実はDTMは難しいものではありません。

パソコンに不慣れでも、譜面が書けなくても、究極な例えですが楽器が弾けなくてもDTMは始められます。

今回はDTMの難易度のハードルを下げるお話しをご紹介します。

これを読めばあなたも明日からDTMデビュー出来ます。

◆DTM製品の使い勝手

DTMのハードルを上げているのは、「操作が難しそう」という一般的な印象でしょう。

確かに、ユーチューバーやシンガーソングライター並みの音楽を作るなら、音楽の知識や楽器の特性、パソコンソフトの操作に詳しい方が有利です。

しかし、「カラオケの練習用に」、「歌のレッスン用にキーを変えたい」といった使い方なら、案外ハードルは低いのです。

現在市場に出回っているDTM製品の使い勝手(操作性)は格段な進歩を遂げています。

譜面(スコア)の読み書きが出来なくとも、「ステップ入力」という操作で音楽制作が可能になっています。

「ステップ入力」とは、音楽を構成する「音程」、「音の長さ」、「音の大きさ」をひとつずつ入力する方法です。

「ひとつずつ音を入力するなんて面倒だ」そう思われるでしょう。

実際のDTMソフトでは、マウスやキーボードで「音程」、「音の長さ」、「音の大きさ」を直感的に入力出来ます。

もちろん、テンキーを使って細かく補正する事も可能ですが、初心者の方ならマウスでまず「音程」と「音の長さ」を指定し、後から「音の大きさ」(ベロシティー)を調整する方が簡単です。

こうした使い勝手が向上した事により、DTMソフトがアマチュアシンガーソングライターなどデジタル機器に接する機会の少ない人たちにも広まったのです。

◆譜面は読めた方がいい

DTMは音楽を作るためのソフトですから、音楽の知識があった方が有利です。

しかし、先述の「ステップ入力」以外に「リアルタイム入力」で音を入力出来ます。

「リアルタイム入力」とは、文字通り、パソコンとDTMソフトにMIDI対応のキーボード(鍵盤)を繋いで、録音するように音を入力します。

リアルタイム入力した音を後からステップ入力で補正する事も可能ですから、譜面が読めなくてもキーボードを弾くだけでDTMソフトへ入力出来るのです。

「鍵盤も弾けない」という人もいるでしょう。

DTMソフトの中には音楽に使えるフレーズを内蔵した製品もあります。

内蔵されたフレーズ(ループ)を自由な感覚で組合せ、自分だけのオリジナルトラックを作る事が出来るのです。

DTMソフトで自分だけのトラックを作り、ダンスの練習曲やDJプレイに使う事も出来ます。

DTMソフトを使うにあたっては、譜面を読み書き出来る事は必須ではありません。

◆習得に時間がかかりそう

譜面が読み書き出来なくても使えるDTMソフトですが、「機械操作が苦手」という人にはパソコンなどデジタル機器への苦手意識があると思います。

確かに、DTMソフト、オーディオインターフェース、MIDIキーボードといった機械を並べた光景はDTMの習得へ苦手意識を高めてしまいそうです。

しかし、音楽を構成する要素である「音程」、「音の長さ」、「音の大きさ」を理解していれば、今のDTMソフトは基礎的機能の習得に多大な時間を必要としません。

音を入力する。複数のパート(楽器)を重ねる。重ねたパートを最終的に音声ファイル(MP3、WAV)にまとめる(トラックダウン)といった3ステップの基本機能さえマスターすればDTMデビューはずぐそこです。

操作を間違えても何度でもやり直しが出来るのも、DTMソフトに限らずパソコンの利点です。

「Cubase」(Mac/Windows対応)、「KORG Gadget」(iOS/Mac対応)といったユーザー数の多い(売れ筋)ソフトなら、操作に困った際にはネット検索でトラブル解決も可能です。

基本的機能だけなら、2、3時間で習得できるのではないでしょうか。

◆まとめ

DTMは難しそうで手が出せない。そんな人たちへ一言。

まずは間違いを恐れずに始めてみる。

高価なDTMソフトをいきなり使いこなすのはさずがに難易度が高くなりますが、体験版(無料)で使い方を覚えて有料版にアップグレード出来るものDTMの特徴です。

音楽を自分の手で創り出す楽しさを始めてみませんか。

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