最近はテレビの音楽番組などでプロボーカリストやアイドルがミュージカルを歌っているのを見る機会があります。
そこで、自分も挑戦してみようと思って、一緒に歌ってみると独特すぎて上手く歌えないことも。
ボーカリストとしてのジャンルの幅が広がるミュージカルの歌い方についてご紹介します。
目次
ミュージカル曲の特徴とは?
ミュージカル曲の特徴はセリフやダンスと融合されているところにあります。
つい先ほどまでセリフを言っていたのに、いつの間にか音楽が流れていて、いつの間にか歌いだしているシーンがありますよね。
このセリフからダンスや歌がはじまる流れはミュージカル独特のものです。
いったいどこからが歌なの?と疑問に思ってしまうこともしばしばあります。
歌には自信がある!カラオケではいつも高得点!プロだって視野に入れている!という方でも、いざ歌ってみるとなかなかうまく歌えないものです。
セリフから歌に代わる際に、メロディーやリズムがうまく乗せられなかったりします。
ミュージカル曲はそれに合った練習法を取り入れることで、気持ちよく歌えるようになります
ミュージカル曲を歌う方法
ミュージカル曲を歌うには、まず呼吸法を意識しなければいけません。
セリフを言っていたところから急に歌を歌い始めるため、呼吸法を切り替える必要がありますが、これを自然に行うには練習が必要です。
まずは、歌うための腹式呼吸を体に叩き込みましょう。
次は発声練習です。
「あえいうえおあお」などをいうことでおなじみの『母音法』など、自分にとってなじみのある発声法で練習します。
ここでも、腹式呼吸がしかりと行えるように、呼吸法により注意を払う必要があります。
慣れた発声法で練習を行う方が呼吸法に意識を向けやすくなります。
そのうえで、セリフから歌の流れが自然になるように練習していきます。
また、ミュージカル曲を歌う際にはその曲が歌われる際のストーリーを知っておくことが大切です。
その曲が流れるまでに、
・どのような物語があったのか?
・物語のなかでどのような意味があるのか?
・その後の展開はどうなっていくのか?
を知っておきましょう。
全体のストーリーを知ることで、曲のイメージをつかむことができます。
歌うこと以外にもやっておきたいことは?
ミュージカル俳優には、歌以外にお芝居をすることやダンスを踊ることも求められます。
プロのボーカリストとして、ミュージカルの舞台にも挑戦したいのであれば、お芝居やダンスのレッスンも必要です。
いずれも、自分の体を使っての表現活動ですので、ミュージカルに出演しなくとも、歌う上でのプラスにもなり一石二鳥です。
また、鑑賞も大切です。
自分が歌いたいと思うミュージカルを観ることはもちろんおすすめします。
でも、それだけではなくなるべく多くのミュージカルを鑑賞してみてください。
それだけで、世界観が広がりプロボーカリストとしても成長できます。
まとめ
プロのボーカリストの仕事には、テレビでオリジナル曲を歌ったり、CDを発売したりする以外にも、ライブや舞台といった種類のものがあります。
ライブや舞台では歌う以外にもMCであったりセリフであったりと歌うこと以外の要素が加わってきます。
そのことからも、プロのプレーヤーを目指す人にとってミュージカルのレッスンは決して無駄になるものではありません。
将来活躍できるジャンルを限定しないためにも、さまざまなことにトライしてみるといいのではないでしょうか?