歌唱力を上げるためには男女、年齢も関係なく筋力トレーニングも必要です。
人が声を発するというメカニズムに呼吸、発声と行われますが、その土台になるのは体です。
良い体の状態によっていい声、伸びる声、力強い声というものが得られます。
ここでいう良い体とは良い姿勢という意味もあります。
良い体=良い姿勢を作るために筋力は必要不可欠になります。
そんな良い体作る3つのことを紹介します。
目次
必要な筋肉たちとは?
発声をする上で必要な筋肉は「呼気筋と吸気筋」です。
呼気筋とは息を吐き出す筋肉のことで、吸気筋とは息を吸うための筋肉です。
この筋肉は自分自身でコントロールできる随意筋とコントロールできない不随筋で、区分されるため、筋力トレーニングで鍛えられる随意筋の鍛え方から紹介します。
呼気筋
・腹直筋
・外腹斜筋
呼気筋
・横隔膜
・外肋間筋
・胸鎖乳突筋
この5つが呼吸で使われる筋肉です。
プロヴォーカリストを目指している方のみんなが腹筋を鍛えるトレーニングをしています。
好きなアーティストがトレーニングしている映像やブログ記事でも見たことがありますよね?
歌唱力をつけるための必要不可欠なポイントはプロも教えてくれています。
では、5つの中で主に使われている「腹直筋、横隔膜」を鍛えるトレーニングを紹介します。
・プランク
⑴うつ伏せになりつま先を立てます。
両手を前で組み、両ひじは90度の角度で上半身を起こします。
⑵ひじをまっすぐ伸ばし、腰をゆかから浮かせます。
ゆかと一直線になり、30秒キープします。
・クランチ
⑴あおむけで両ひざを引き上げます。
膝とかかとを90度にして、手は頭の後ろで組みます。
肩甲骨をゆかにつけたまま、阿多を軽く上げます。
⑵息を吐きながらひじを太ももに近づけるように、体を持ち上げます。
腹筋の上の部分を支点に丸まろうとするイメージです。
息を吸いながら体を下ろし⑴の状態に戻ります。
回数は1日に20回を目安にはじめます。
歌が上手くなる筋力トレーニングの3つのコツ
⑴筋力が増えるためにはバランスのとれた食事が必要!
トレーニングを頑張っても筋肉が思ったよりもついていないという時もあります。
それは筋力が成長するためための栄養が足りていないことが考えられるからです。
タンパク質、炭水化物、脂質とバランスよく食べることがおススメされますが、筋肉の成長に最も必要なのはタンパク質です。
最新の科学的研究では一日に50gほど食べると筋力の成長が期待されていることがわかっているため、食事の時は成分表など確認してみることもおススメです。
⑵トレーニングの目安は狙った筋肉にハリ感を感じること
トレーニングの紹介にあたり回数と秒数を書きましたが、筋肉がパンパンになった感覚というものがとても大事になります。
筋肉は傷ついて修復することから成長するものなのですが、パンパンにならず、ただ疲れただけなトレーニングは思ったより効果が望めないです。
それは姿勢が悪いことが原因でもありますので、鏡で自分をチェックしながら、トレーニングすることがおススメです。
⑶力だけではない!柔軟性も必要なのです!
筋肉とは伸びて縮むものです。
筋力がつけば縮む力が強くなりますが、その力が強すぎると伸びにくくなり、良い姿勢が崩れる原因となることが考えられます。
腹筋周りの柔軟性を作るために必要なのは、おススメした2つのトレーニングを行うことです。
この2つのトレーニングは腹筋と背筋もバランスよく鍛えることができるので、良い姿勢を作ることができます。
なぜ姿勢が大事なのか?
人が声を出したり、息を吸ったり吐いたりすることは箱の中に風船を入れ膨らませたり空気を出したりすることと同じイメージです。
姿勢が悪いと箱が曲がっていたり潰れたりしますよね?
そんな状態では中の風船は大きく膨らむことができなくなります。
大きく膨らまない風船な体の状態だと、大きな声、高い声、低い声、伸びる声と多種多様な声を使い分けることが出来なくなるからです。
まとめ
歌が上手くなるためにたくさん歌うことも大事です。
たくさん歌うためには自分の体を知ることも大事なのです。
自分の体を知る、ということは自分の姿勢と筋力を知ることと同じです。
プロのヴォーカリストはいつでも良い声を出すことが出来る人たちのことを言います。
プロになる!ということは自分の体もいつでも良い状態になっていないといけないので、良い状態にするためのトレーニングを始めてみませんか!
サボらずにトレーニングをしていれば、プロ級の歌唱力はアナタのものです!