話しているときによく聞き返される。発音が悪い、歌が上手くなりたい、滑舌が悪い。
このような悩みを抱えている人は、結構多いものです。
しかしあきらめないでください。
克服する方法はあるのです!
アニメや映画の声優さんは確かに滑舌はいいですね。
声でお仕事をされている方たちにとって、滑舌はそれはそれは大事なポイントです。
しかし一般の人たちでも、ボイストレーニング次第で滑舌や歌が上手くなることはできるのです。
目次
■どうして滑舌が悪いの?
なぜ滑舌が悪いのか?
その原因をご説明します。
人間が話すときに大切なものは『くちびる』『舌』『口角』日本人であれば『母音』といったものがポイントとして挙げられます。
これらが上手く機能していなければ、「滑舌が悪い」という状態が起こります。
そもそも「滑舌」とはどういう意味でしょうか。
単語としては、「言葉の調子がなめらかかどうかの度合い、発音のこと」をいいます。
よく聞かれる「滑舌が悪い」というのは、つまり話すときの言葉の調子がなめらかではない、発音が悪い、ということです。
具体的には、
・舌、くちびる、の動きが悪い。
・母音がきちんと発音されていない
・口角の上がりが足りない
といったことが、滑舌が悪くなる要因となるのです。
■歌がうまくなる方法
ご自分でお気づきかもしれませんが、滑舌が悪い人は歌を歌うときも歌詞がうまく発音できていません。
上で挙げたように『舌』や『くち』の動きが悪いことも原因ですが、歌うときに滑舌が悪い最も大きな要因は、『呼吸が浅い』ことが挙げられます。
呼吸が浅い人は、主に『胸式呼吸』をしています。
この場合、呼吸が浅く声が細くなり、それが滑舌を悪くしてきれいに発音できなくなるのです。
腹式呼吸をするためのポイント3つがこちらです。
・姿勢を正す
背中が曲がっていたり丸まっていては、体内に酸素を多く取り入れることができません。
・力まない
肩に力を入れずリラックスした状態で息を吸うことで、深い呼吸ができます
・鼻から吸う
緊張すると息を口から吸いがちですが、落ち着いて鼻から”だけ”で呼吸します。
これにより『胸式呼吸』よりはるかに深く大きくお腹へ息を吸い込むことができます。
『腹式呼吸』で深く呼吸ができれば、発声の際に息を一定量で吐き出すことができ、口や舌の動きが良くなるので滑舌も改善されます。
慣れないうちは床で仰向けに寝た胴体で試してみましょう。
仰向けになった状態でおヘソのあたりに手を置いて確認することができます。
お腹をへこましながら息を吐き、膨らましながら息を吸います。
■ボイストレーニングの方法
では、この舌をよくするためには、どうすれば良いのでしょうか。
そのための 効果的なトレーニング方法をご紹介します。
・舌を鍛える練習
舌にも筋肉があり、この筋力が弱いと滑舌にも影響してきます。
普段きにすることがない『舌の筋肉』。
これを鍛えると、滑舌が良くなります。
トレーニング方法はこちら。
ー顔をしっかりと上に向け、垂直に舌を出します。恥ずかしがらずに伸ばせるだけ伸ばしましょう。
その状態を数秒間キープします。
顔も舌も元の状態に戻って数秒のブレイク。これを数セットを日課にしましょう。
・顔の筋肉を鍛える練習
『顔の筋肉』特に口周りの筋肉は、滑舌のために重要です。
この筋肉を鍛えるための、簡単なトレーニング方法がこちらです。
ー笑顔を作る
目尻に『笑いシワ』がある方は、実際よく笑っています。
シワを作るためではありませんが、笑うときは目一杯のビッグスマイルで笑いましょう。頰の筋肉が鍛えられ、グッと上に上がることで口角の動きが大きくなります。
そして滑舌に良い影響をもたらすのです。
■まとめ
滑舌をよくするには、舌や口、肺活量なども関連しているのです。
つまりこれらの改善で滑舌が良くなるのです!
ご紹介した『歌がうまくなるトレーニング方法』で滑舌を良くすれば、自信を持って人前で話す、歌うことができるようになります。
ぜひ試してみてくださいね。