ミュージカル

ミュージカル未経験でもOK?社会人がミュージカル曲を楽しく歌うための方法

今、ミュージカル曲は私たちの生活の中で、自然に流れ、聴こえてくる身近な存在です。

その存在に魅了され、「社会人で未経験だけど、自分もミュージカルをやってみたい!」とい方も少なくありません。

とはいえ、いざミュージカルを始めようとしても、「歌あり、ダンスあり、演技ありで、なにから始めれば…?」と悩みませんか?

そんな方におすすめします。

まずは、楽しく歌うことから始めてみましょう。

というわけで今回は、楽しくミュージカルを学ぶ方法をお伝えしていきます。

目次

1. 歌の上達は腹式呼吸から

2. 歌の練習は童謡や唱歌で

3. 語るように歌ってみましょう

4. まとめ

◆ 歌の上達は腹式呼吸から

ミュージカル曲を楽しく歌うために、まず行いたいのは腹式呼吸です。

腹式呼吸は横隔膜を上下に運動させて行う呼吸のため、短時間に空気をたくさん入れることができ、吐くときには量をコントロールしやすくなる呼吸。

そのため声帯の疲労を防ぎつつ、安定した音を出して人にわかりやすいハッキリとした声を出すことが可能になり、早めの歌の上達を目指すことができるのです。

ところが私たちは通常、胸にある外肋間筋という筋肉と、肺と胃腸を分ける横隔膜という組織で行う胸腹式呼吸を行っています。

ということは、腹式呼吸を行うためのやり方を訓練する必要があります。

【腹式呼吸のやり方】

①   お腹に自分の手をあて、それを押し返すように空気を入れながらお腹を膨らませます。

②   膨らませたお腹を手で意識しながら引っ込ませていき、息を吐き切ります。

この方法を繰り返し行ってみてください。回数を重ねるたびに、腹式呼吸の要領がつかめることでしょう。

◆ 歌の練習は童謡や唱歌で

ミュージカル曲を楽しく歌うためには、童謡や唱歌を歌ってみることをおすすめします。

日本語の美しい音と単純だけど細やかなメロディーを、耳で確認しながらしっかりとした歌の基礎練習をすることができるからです。

ミュージカルには素晴らしい曲がたくさんありますので、「最初からミュージカル曲を歌いたい!」という方は多いでしょう。

しかし、それらの曲を聴き手に伝えるためには、基礎がしっかり身についていなければ難しいことです。

まずは、自分が思い浮かぶ童謡・唱歌をピックアップしてみましょう。

そしてそれらの歌詞を改めて目で見て、耳でよく聴きながら、心を込めて歌ってみてください。

情景が頭に思い浮かんでくれば、それを聴き手にしっかり伝わるように歌ってみてください。

このような歌い方に慣れれば楽しく歌うことができるようになっているはずですし、早く上達することが期待できます。

◆ 語るように歌ってみましょう

ミュージカル曲を楽しく歌うためには、日頃から語るように歌ってみることが大切です。

なぜならミュージカルには作品に感情移入して、登場人物の心の移り変わりやその情景を歌で「語る」または「しゃべる」ことが求められるからです。

まずは、歌詞を何度も朗読してみてください。

その後、自分の朗読した声を録音してみてください。

そうすれば、登場人物の感情の移り変わりや背景、作品が伝えようとしていることを頭に描きやすくなりますので、感情移入がしやすくなります。

また、歌詞を語るときの間の取り方、本来しゃべるときのトーンやスピードがわかりやすくなり、ミュージカル曲に乗りやすくなります。

そして、「語る」または「しゃべる」ように歌ってみてください。

歌詞を大切にして、歌うようになっていることでしょう。

ということは今後、それまでとは違う自分の歌い方ができるようになりますし、自分自身がミュージカルを楽しむことができるようになります。

◆ まとめ

ミュージカルを鑑賞していると、「自分もやってみたい」「歌って表現したい」という方がたくさんいらっしゃいます。

ところが「未経験だから」「社会人になってから始めるのは遅いだろう」という理由で断念する方がほとんど。

これはもったいないことです。

ミュージカルはいつ始めても遅いということはありません。

必要なのは楽しく歌って、表現できることです。

今「ミュージカルやってみたいけど…」と二の足を踏んでいる方は、これからでもOKです。

ぜひ、素晴らしい世界に挑戦してみてください。

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