ミュージカルを学んでいる人やこれから学ぼうとする人の大半は、「早くミュージカルをしたい!」という気持ちになるものです。
とはいえ、ミュージカルの明確な学び方がわかっていなければ、いくら「早く」と願っても難しいこと。
実際、ミュージカルを学ぶためには様々な方法があります。
しかし、それらが回り道になる方法であれば、ミュージカルの素晴らしさをわかっていながら途中で挫折する方も少なくありません。
そこで今回は、早くミュージカルをしたいという方に、回り道をせずに学ぶ方法をお伝えしていきます。
目次
◆ 劇場、映画、動画、DVDなどで勉強する
回り道をせずに早くミュージカルをするためには、ミュージカルを鑑賞するという方法があります。
つまり、劇場や映画館に足を運んだり、動画やテレビ、DVDで勉強するということです。
この方法を取ることで、「どのように作品が表現されているのか」「間の取り方はどうなのか」といったことがつかみやすくなります。
それに、作品自体の雰囲気や流れも自然と理解できます。
まずは「ストーリーが気になる」「お気に入りのミュージカル俳優が出ている」「話題になっている」といった作品に、できるだけ触れてみましょう。
そうして作品や俳優の歌や演技を自分なりに分析して、「どこが良いと思うのか」「どうすればよい表現ができるのか」「どこが好きなのか」ということをピックアップしていき、改めて作品を鑑賞します。
この方法を繰り返し行えば、感性が磨かれて表現力が付きますし、実際に自分がミュージカルをするときの、楽しむ気持ちが強くなることでしょう。
◆ ボイストレーニングを受ける
回り道をせずに早くミュージカルをするためには、プロのボイストレーナーのレッスンを受ける方法がおススメです。
独学では歌の基礎を十分に固めることは難しく、基礎が不安定な状態の上に自己流のテクニックが積み上げられる恐れがあるからです。
回り道をしないためにもボイストレーニングにより、腹式呼吸、マスケラ、ミックスボイスなどのテクニックや歌い方、表現の仕方を学ぶことが大切です。
そうすれば歌の上達も早くなるでしょう。
ただし、ボイストレーニングではマンツーマンレッスンがほとんどのため、自分との相性の良いトレーナーを探し、レッスンを受けることが重要になります。
いくら優秀だと評判のトレーナーであっても、自分との相性が悪く信頼関係が築けなければ、お互いに理解しあえずスムーズな上達が望めないからです。
そのため良いトレーナーに出会い、そこで基礎固めをすることが、回り道をせずにミュージカルを楽しく学ぶ秘訣になります。
◆ 近道はボーカルスクールに通うこと
最も早くミュージカルをするための近道は、ボーカルスクールに通うことです。
ミュージカルは歌、演技、ダンスとすべてを学ぶことが求められますが、歌は歌、ダンスはダンスといった個々のスクールに通うことは大変です。
特にダンスではバレエ、ジャズ、モダン、社交ダンス、といった複数のダンスを学ぶ必要がありますので、個々のスクールに通うことはかなりの回り道。
ましてや独学で、すべてに通じることは難しいことです。
しかし、ボーカルスクールにはミュージカルコースがあるところが多く、それぞれの表現要素を勉強するカリキュラムが組まれています。
ということは、ミュージカルに必要なことを基礎から学ぶことができるということ。
それにほかに学ぶ仲間もいますので、お互いに刺激になり、そのぶん上達が早かったという方が少なくありません。
そのため回り道をせずに、ミュージカルを楽しく学ぶためにはボーカルスクールに通うことをおすすめします。
◆ まとめ
ミュージカルは、鑑賞すれば独特な世界に誘われ、興味を抱き、やがて魅了されてしまうほど不思議なもの。
だからこそ、ミュージカルファンは「自分もやってみたい」と強く願います。
そんな気持ちを抱きながら、ミュージカルの世界へ一歩ずつ近づいていくことは素敵なことです。
ぜひ最適なレッスンの環境の下で回り道をすることなく、魅力的なミュージカルを楽しく学んでみてください。