幼児期に人気の高い習い事と言ったらなにが思い浮かびますか?
昔と違って今は色々な習い事の選択肢があります。
そんな中で近年高い人気を誇る「リトミック」をご存知でしょうか。
今日はリトミックの魅力に触れてみましょう!
目次
1、リトミックとは
体験レッスンや幼稚園、保育園などで少しでもリトミックに触れたことのある親御さんはこう思われたはずです。
「普通に遊んでいるのと何が変わらないのだろう」と。
大人からみるとただピアノに合わせて遊んでいるようにしか見えないかもしれません。
しかし、子どもたちは耳で聞き、頭で理解して、それらを身体で表現しているのです。
この「聞く・理解する・表現する」という一連の動作を繰り返す事で集中力や注意力、判断力や表現力など様々な力が培われます。
リトミックでは、音楽というツールを使って知覚的、感覚的、知覚的にいろいろな物を吸収していきます。
次の章ではそのことについて深く掘り下げてみましょう!
2、即時反応
リトミックでよくあるレッスンの一コマをご紹介しましょう。
先生がピアノを弾いている間、子どもたちは円になって歩きます。
そしてピアノがストップすると、子どもたちも止まります。
次にまた弾き始めると歩き始め、今度はピアノの高い音で合図をすると子どもたちはその場でジャンプします。
さらに次に合図を提案して・・・というように様々な合図と動作を組み合わせて行くわけです。
このように、耳で聞いた音に対して即座に反応して身体で表現することを「即時反応」と言います。
一見楽しく遊んでいるように見えて、このレッスンには大事な要素がたくさん散りばめられています。
まず、ピアノの音を聞くということ。
しっかり聞いていないと、歩くのか止まるのか、はたまたジャンプなのか分かりません。
そしてその聞いた音や合図に対して、とっさに頭で次の行動について考えます。
それを踏まえた上で合図通りに身体で表現します。
このレッスンでは集中力・判断力・表現力などが培われることは言うまでもありません。
音楽というツールを通して自分が思った通りの動きを身体で表現するということは、後々ピアノなどの楽器を習う時や、歌を歌う時にも役立ちます。
3、◯◯力を育てるレッスン
集中して話が聞ける、自分で判断して行動できる、などは基本的な事なのかもしれません。
しかしこれらをどうやってお子さんに習得させるのかというと聞かれると難しいですよ。
リトミックでは、それらを楽しく遊びながら習得することができます。
前述した即時反応などで培った、集中力・判断力・表現力は、お子さんが学校や社会に出た時にも役立つに違いありません。
いわゆる「人間力」を育てる事ができるのがリトミックなのです。
4、まとめ
もし少しでもいいなと思ったのであれば、ぜひ幼児期のうちにスタートすることをおすすめします。
小さいうちにたくさんの失敗をして、出来たときには思いっきり喜ぶ。
お友達と一緒に音楽を聞いて、身体を動かし、相手の表現を見て色々感じたり感心を持つ。
この感動が、もっとやりたい!もっと音楽や身体を動かすことを楽しみたい!という気持ちにつながります。
リトミックを卒業して楽器や歌のレッスンにステップアップしたとき、幼児期から積み重ねてきた「音楽で感動する」という気持ちは大きなパワーになります。
レッスンが難しかったり、壁にぶつかった時など、その壁を打破出来るかどうかはやはり本人の意思次第です。
幼い頃から「音楽で感動する」という事を身にしみて感じてきた方は壁も先に感動があると信じて頑張れるはずです。
音楽的な知識や感覚のみならず、様々な場面で役立つリトミック。
ぜひ、楽しみながらお子さんの可能性を広げてみませんか?