ミュージカルが好きになったら色々な演目の舞台や映像化作品を観てみましょう。
日本語での上演作品、ブロードウェイの原語での上演作品、面白いだけでなく、ちょっと考えさせられるメッセージ性のある作品などミュージカルも多種多様!
ぜひ観てもらいたいミュージカル4選をご紹介します。
目次
1. ニュージーズ
「ニュージーズ」はトニー賞最優秀オリジナル楽曲賞ほか2部門を受賞し、ブロードウェイで約2年半の上演期間1004回の公演回数を達成した大ヒットミュージカルです。
ディズニー映画「美女と野獣」「アラジン」など数々のヒット作を生み出しているアラン・メンケンが音楽、脚本はトニー賞を4度受賞しているハーヴェイ・ファイアスタインが手がけています。
1899年のニューヨークが舞台。新聞販売の少年たち“ニュージーズ”の奮闘が描かれたストーリー。
1992年にミュージカル映画として公開され、のちに舞台化されました。
2. マンマ・ミーア!
日本では劇団四季が上演する、ミュージカル「マンマ・ミーア!」は、世界的ポップスグループ「ABBA(アバ)」のヒットナンバーで綴られたカタログミュージカル。
カタログミュージカルは、よく知られているスターの名曲を作中に散りばめたミュージカルで、「マンマ・ミーア!」は大ヒットを記録した代表的な作品です。
青と白がまぶしいエーゲ海の小島を舞台に、主人公は小さなホテルを営んでいるシングルマザーのドナ。
その娘のソフィは、恋人との結婚式を前に、父親とバージンロードを歩きたいと、ドナのかつての恋人だった3人の男性をこっそり結婚式に招待…さて、ソフィの父親は?ドナはどうする?というストーリー。
ABBAのヒットナンバー22曲が使われており、なかでもタイトルになっている「マンマ・ミーア!」は、過去の3人の男性とドナが数十年ぶりに再会してしまう驚きのシーンで歌われます。
もちろん大ヒットチューンの「ダンシング・クイーン」「マネー・マネー・マネー 」も!
そしてカーテンコールでABBAの曲が流れると、観客が立ち上がり歌って踊る現象が世界中で起こっています。
3. RENT(レント)
ブロードウェイミュージカル「RENT」は、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』の設定を、1980年代末のニューヨークに置き換え、HIV、ドラッグ、LGBT、友人の死など、様々な問題を抱えながら懸命に生きる若者たちの姿を描いたストーリー。
1996年にNYの小劇場で上演後、2ヶ月でブロードウェイに進出その後ロングランを記録し、ピューリッツァー賞、トニー賞など受賞しています。
音楽はロックと伝統的なブロードウェイミュージカルのミックス。
少数民族、セクシャル マイノリティー、ドラッグや HIVなど、当時のミュージカルでは敬遠されていた社会問題を取り上げている点でも画期的な作品で、2005年には映画化されています。
4.コーラスライン
誰でも知っているミュージカル作品といえば「コーラスライン」!
1975年にニューヨークのオフブロードウェイで上演され大ヒット、3か月後にはブロードウェイに進出し1990年までのロングラン公演を記録しました。
1976年トニー賞で最優秀ミュージカル賞ほか9部門を受賞しています。
1985年には映画化もされているので、映画は観たことのあるひとも多いのでは。
ブロードウェイのオーディション会場が舞台。
ステージに引かれた一本の線、コーラスダンサーたちがそこから前には出られない境目のラインが、コーラス・ライン。
そのラインの後ろで踊るダンサーたちを選ぶオーディション会場で、演出家ザックの問いかけに答え、最終選考に残った17人が自分の人生について語りはじめ…。
CMなどでよく使われる「One(ワン)」など耳に馴染みのあるナンバーと、それぞれのダンサーの生き方が表れたダンスシーン、世界各地で上演される際には、キャストがオーディションで選ばれており、彼らの生き方そのものがストーリーとシンクロして大きな感動を呼びます。
5. 世界中で上演されているヒット作は間違いなく面白い!
ご紹介したのは、ブローウェイやロンドンでロングラン公演されてから、世界中で上演されているヒット作ばかり。
作品すべてがミュージカル映画として観ることができます。
家でも劇場でも楽しめる、間違いなく面白いミュージカル4選!ぜひ観てみてください。