楽器

ギター弾き語りをしよう!ギター弾き語りのコツ 初級編

カラオケで歌っていて、次第に歌が上達してくると今度は生演奏をバックに歌いたくなるものです。

いきなりフルバンドをバックに従えて歌うのはハードルが高いですが、「ギター弾き語り」というスタイルならチャレンジしやすいのではないでしょうか。

今回は、「ギター弾き語り 初級編」と題して、初心者が弾き語りで歌とギターを上達させるコツをご紹介します。

ゼロから始める、ギター弾き語りの世界です。

目次

1、ギター弾き語りをゼロから始める

2、ギター、チューナー、シールドの3つは最低揃えよう

3、チューナーの重要性

4、循環コードで初級編をマスターする

5、まとめ

◆ギター弾き語りをゼロから始める

楽器に触れた事がない初心者でも、ギター弾き語りなら楽器演奏を始めやすいスタイルです。

ギター弾き語りで使われるギターは俗に「エレアコ」と呼ばれるタイプのギターを使います。

正式名称は「エレクトリックアコースティックギター」といい、アコースティックギター(生ギター)にピックアップを取り付けてアンプ、あるいはPA器材に繋いで大音量でも鳴らす事が出来ます。

エレアコなら、生ギターとして室内でも大きなステージでもPAに繋いで弾き語りが可能なのです。

◆ギター、チューナー、シールドの3つは最低揃えよう

ギター以外にも、チューナー(チューニングメーター)、シールドが必要です。

チューナーには数百円のものから無料のスマホアプリまで様々あります。

どれを買うか迷う所です。目安としては2,000〜3,000円程度のクリップ式チューナーが手頃です。

シールドは消耗品として割り切って安い製品を買い替えるか、1m=1,000円を目安に買ってもいいでしょう。

ギター、チューナー、シールド。この3つがあれば、どこでもギター弾き語りが始められます。

◆チューナーの重要性

ギターを弾く前には、必ずチューナーを使ってチューニングをしましょう。

ギターの6本の弦をE、A、D、G、B、Eと全てを正しくチューニングします。

弾き語りの途中でも、合間を見てチューニングするクセを初めから付けておきます。

これは、一人でのギター弾き語りから二人、三人にメンバーが増えても、それぞれのギターが正しくチューニングされているかチェックするためです。

もうひとつ、ギターの状態を正しく把握する目的もあります。

木材で作られたギターは温度、湿度の影響を受けやすく、経年変化によっても影響を受けるので、そこに気付く必要があります。

チューニングがすぐに狂いやすいギターは、どこかに問題を抱えている可能性があります。

チューナーで正しくチューニングする事で、ギターの状態をより早く把握する事が出来るのです。

◆循環コードで初級編をマスターする

ギターをはじめ、弾き語りに必要なものが揃ったら、いよいよギターを鳴らします。

弾き語り初心者にとって、最初の壁は「コード」でしょう歌いたい歌があるけれど、コード進行が分からない。

コードの押さえ方が分からない。弾けないコードがある。

弾き語りが上達するに従って様々な問題、壁が出てきます。

そこで、初心者にこそ覚えて欲しいコツが「循環コード」なのです。

循環コードとは、1曲の中で3つ以上(3種類以上)のコードが文字通り、循環するように順番に登場し、曲を形作っています。

ロックン・ロール、ブルースは3つのコードだけで曲が成立しています。

ただし、ギター弾き語りに派手なロックン・ロールは似合わないので、循環コードの王道の曲、ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)」で循環コードをマスターしましょう。

「スタンド・バイ・ミー」に使われているコードは4種類で、以下の順番で繰り返しています。

/A    /A    /F#m   /F#m   /D    /E7     /A    /A    /

この8小節を繰り返しコードストロークで弾いてみましょう。

最初はうまく歌えないかも知れません。

その時は鼻歌で構わないので、メロディーと腕のストロークを合わせ技で繰り返し練習します。

循環コードで練習する目的は、コードチェンジを覚える事にあります。

メロディーが変わるタイミングでコードを素早く押さえる練習を繰り返し繰り返し練習して下さい。

循環コードが一通り出来るようになったら、キーをGに下げて練習してみましょう。

キーを変える事で、コードをたくさん覚える事が出来ます。

「スタンド・バイ・ミー」を1曲覚えるだけで、弾き語りに必要ないくつかのコツが学べるのです。

◆まとめ

ギター弾き語りのコツ、初級編と題して、弾き語りに必要なグッズの紹介、初心者向けの練習方法をご紹介しました。

まだまだご説明したいコツ、ポイントがあります。

次回以降は、中級編としてギターを弾く事、歌う事の練習のコツをご紹介します。

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