楽器

ギター弾き語りをしよう!ギター弾き語りのコツ 中級編

前回は「ギター弾き語り 初級編」と題して、ギター弾き語りに必要なグッズの揃え方、チューニングの重要性などをご説明しました。

今回は「中級編」として世の中にある弾き語りのセオリーを覆す、弾き語りのコツをご説明します。

セオリー通りに練習してもセオリー止まり。セオリー以上に上達したいなら、このコツを覚えて下さい。

目次

1、「F」のコードについて

2、ギターと歌は一緒に練習する

3、録音アプリを活用する

4、鏡の前でレッスンする

5、まとめ

◆「F」のコードについて

ギター弾き語りに限らず、アコースティックギターを習い始めた人が最初に突き当たるであろう壁が「F」のコードでしょう。

左人差し指で6本の弦全てを押さえる、「セーハ」がうまく出来なくて、キレイなFが響かない、プツプツと情けない音が出るばかり。

大抵の人はこの「F」のコードでギターを挫折してしまいます。

そこで、中級編のコツ、「F」のコードは6本の弦全てを弾く必要はない。

これがコツです。

その理由は、コードの構成音とギターのチューニングにあります。

Fのコードは3つの構成音から成ります。

F(ファ)、A(ラ)、C(ド)の3つです。

この3つの音を、ギターにある6本の弦でそれぞれ重複しながら鳴らしています。

初心者が挫折する「F」のコードの最低音はF(ファ)で、6弦の1フレットの音です。そのオクターブ上のF(ファ)が1弦の1フレットからも出ているのです。

つまり、Fの音は6弦と1弦で重複しています。

最低音の6弦をならさなくても、1弦でF(ファ)の音が出ているので、あえて6弦を弾く必要はありません。

中級編のコツ、「F」のコードは全ての弦を弾く必要はない。

コードの構成音とギターのチューニングが分かれば、もっと他のコードも音を省略する事が出来そうです。

◆ギターと歌は一緒に練習する

この記事を読んでいるのは、ギター弾き語りで歌も歌いたい、ギターもうまくなりたい、という方だと思います。

しかし、世の中に出回っているギター弾き語りのレッスンでは、「ギターと歌は別々に練習すべし」というような事がかいてあるでしょう。

このギター弾き語りのコツは違います。

ギターも歌も上達したいなら、ギターと歌を一緒に練習するのが近道です。

その理由は、目指しているのはギター弾き語り。ギターだけでも、歌だけでもありません。

ギターを弾きつつ歌も歌うのに、別々に練習したのでは時間の無駄です。

弾きながら歌って、どこがいけないのか、どこでギターが弾けなくなるのか。

チェックしながら練習して下さい。

◆録音アプリを活用する

ギター弾き語り、上達のコツ。

録音アプリを活用して、自分のクセをチェックしましょう。

スマホアプリでも簡易レコーダーでも構いません。

自分の演奏、歌を録音して聞いてみて下さい。

ギターのリズムがズレたり、歌う音程が怪しくなったりしている所を徹底的にチェックしましょう。

録音しての練習方法はまだあります。

自分が演奏したギターだけを録音して、後からそれを再生しながら歌ってみて下さい。

逆に、歌だけを録音してそれに合わせてギターを弾いてみて下さい。

いかがでしょう?自分の演奏、歌にクセが見つかりましたか。

ギターと歌、片方だけ録音してそれに合わせる事で自分のクセを客観的に感じられるはずです。

もっとタメて歌い出そう、ストロークは均一になるようにしよう。

そうした具体的なダメ出しを自分自身で行う事で、上達がもっと早くなります。

◆鏡の前でレッスンする

せっかくギターを始めたのだから、人前でステージに立って歌いたいものです。

そこで、ステージに立つ事を想定して、鏡の前で弾き語りのレッスンをする事をおススメします。

立って歌うか、椅子を使うかはそれぞれのスタイル次第です。自分の姿を鏡に写して、客席から見るような視点でチェックしましょう。

ストラップは長くないか、ギターばかり見て歌っていないか。チェックすべきポイントをたくさん見つけましょう。

スマホで動画を撮ってもいいでしょう。

レッスンの最初についたクセはなかなか直りにくいものです。

鉄は熱いうちに打て、の言葉通りクセは最初に直しましょう。

◆まとめ

ギター弾き語りのコツ 中級編として、セオリーにはないコツをご紹介しました。

セオリー通りではセオリー以上に上達はしません。

セオリーから脱出した練習方法で、より早くよりうまく歌えるようになるのです。

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