「感受性が敏感な子どもの時期」に豊かな感性を育てる事は、後々表現力の発揮に大きなプラスになります。
子どもの表現力を大きく伸ばす、ボイストレーニングの効用についてご紹介します。
目次
2、子どもためのボイストレーニングを勧める理由・歌がうまくなる好循環
3、子どもためのボイストレーニングを勧める理由・心肺機能の発達に有効
4、子どもためのボイストレーニングを勧める理由・自信が持てる
◆音感を身に付けるなら小さいうちに
音階を聞き分ける音感は小さなこどもでは未発達です。
幼稚園の発表会などで、ちょっとだけ音痴な子どもがいるのはそのせいです。
誰でも小さなうちは音感が未発達ですが、身体の成長とともに耳の器官が完成し、小学校就学までにはほぼ音感は完成します。
だからこそ、未就学児のうちからボーカルスクールやボイストレーニングで音感を身に付ける事が重要なのです。
ピアノやバイオリンなど楽器を使った音感のトレーニングもありますが、そうしたレッスンは楽器演奏のレッスンが中心であるため、音感をトレーニングする割合が少ないのが現実です。
そこで、子どもの音感や表現力を伸ばすのにおススメなのが、ボイストレーニングなのです。
◆子どもためのボイストレーニングを勧める理由・歌がうまくなる好循環
ボイストレーニングとは、その名の通り自分の声(ボイス)でレッスンを重ね、高い声が出せるように、あるいは自分にあったキレイな声で歌えるようになるトレーニングをします。
当然、楽器は演奏しません。音程やリズムを取るためにピアノを少し使う程度で、トレーニングの主役は子ども自身の声です。
自分の声がレッスンを重ねる度に高い声が出せるようになる、歌いたい歌がうまく歌えるようになる。
この上達を実感出来るのが、ボイストレーニングをおススメする理由です。
上達を実感した子どもはうれしさから、さらにボイストレーニングに励むようになります。
レッスン→歌がうまくなる→レッスンが楽しい→さらにレッスン。
こうした好循環でボイストレーニングが楽しく続けられるのです。
◆子どもためのボイストレーニングを勧める理由・心肺機能の発達に有効
大きな声をしっかり出すためには、まず大きく息を吸い込む必要があります。
身体の小さな子どもにとって、深呼吸と発声を繰り返すボイストレーニングは格好の運動になるのです。
骨格が発達途上の子どもに過度な筋力トレーニングは負担になります。
その点、ボイストレーニングなら筋力トレーニングなしに肺活量を強化し腹式呼吸が自然と身に付きます。
強化された心肺機能は、将来スポーツにも役立ちます。
身体に負担をかけずに心肺機能が鍛えられるのも子どもにボイストレーニングをおススメする理由です。
◆子どもためのボイストレーニングを勧める理由・自信が持てる
子どもにとって自信を付けるというのは、大人が考えるよりずっと難しいものです。
例えば、駆けっこで一番になる、ゲームがうまい。そうした子どもの世界の基準と大人たちが考える基準は必ずしも一致しません。
しかし、歌は世代を超えてコミュニケーション出来るツールです。
テレビで流行っている歌、昔からある童謡。そうした世に中にあるたくさんの歌を人前で上手に歌う事が出来たら。
子どもたちの間ではヒーロー、ヒロインになり、大人たちは歌った子どもを褒めて「いい子」になれる。
子どもにとって友だちや大人から褒めてもらえる、認めてもらえる事は大きな自信につながります。
歌う事で子どもに自信を持たせるのもおススメする理由です。
◆表現力という感性
音感が身に付く、心肺機能が高まる、子どもに自信が付く事がボイストレーニングを子どもにおススメする理由ですが、こうした事を総合的に捉えると、歌を通して表現力が身につくのです。
正しい音程で歌う事、高い声で歌う、長いブレスもこなせる、人前でも自信を持って歌える事。
この3つを身に付けることにより、歌で自分を表現出来るようになるのです。
歌手やミュージカルスターのように歌を歌うことで友だちや大人が喜んでくれる事を知った子どもは、ますますボイストレーニングの面白さに気付くでしょう。
「もっと歌がうまくなりたい」「もっとほめてもらいたい」そうした子どもの小さな承認欲求を満たしてあげるのは、親の役目ではないでしょうか。
◆まとめ
子どもにボイストレーニングをおススメする理由とボイトレの効用についてご紹介しました。
子どもの表現力を伸ばすボイストレーニングは、子どもの視線に立ったボーカルスクールを選ぶ事がレッスンを長続きさせるコツです。
楽しくレッスンを続けられるボーカルスクールを見つけてあげて下さい。