ボイストレーニング

【歌が上手くなる方法!!】声が小さい人の10個の原因 その2

自分は人よりも声が小さいと一人で悩みを抱えていませんか?

声が小さいことをコンプレックスに感じている方は多数いらっしゃると思います。

今回も前回に引き続き声が小さいのはなぜなのか?原因を探ってみました。

目次

1、④声帯がうまく閉じていない

2、⑤喋ることが好きではない

3、⑥難聴などの耳の病気

4、⑦自分の意見に自信を持てない

5、⑧常に相手の顔色を伺ってしまう

6、⑨筋肉が足りない

7、⑩生まれ育った環境による影響

8、まとめ

④声帯がうまく閉じていない

声帯が閉じることで声が出ることをご存知でしたか?

私たちが呼吸をしているだけの時は声帯が開いているのですが、声を出す時は閉じています。

声帯が閉じで振動することで声になるのです。

この声帯の閉じが緩かったり、振動が足りないと声が小さくなってしまいます。

そのため、声帯をしっかり閉じて声を出すトレーニングをする必要があります。

声帯が閉じることで声量が自然とアップします。

トレーニングの方法は簡単で、「あ」と「え」の間の音を出すだけです。この時、口を縦、横にしっかり動かしましょう。

この音を出す時、声帯はピタッと閉じられています。声帯の閉じる感覚を体で覚えることで、普段話すときも声帯が閉じるようになります。

音は空気が振動することで生まれます。

声も音と同じで、振動することで発声されます。

そのため、声帯を閉じてしっかり振動させることができれば無理に頑張らずとも聞き取りやすい大きな声を出すことができるようになります。

普段話すときも、声帯の閉じと振動を意識してみましょう。

⑤喋ることが好きではない

声が小さい原因は様々で、体には異常がなくても声が小さいという人がいます。

その理由として、喋るのが好きでないことが挙げられます。

人と関わるのが苦手だったり、喋ることを避けていると声もだんだん小さくなってしまいます。

そして、自分自身でも声が小さいことをわかっていて、なおかつ直す気がないという人が多いです。

このような現象は、思春期に入るなど環境の変化で急に起こってしまうことがあります。

この場合は本人の気持ち次第で改善することができるので、心のケアに努めましょう。

⑥難聴などの耳の病気

音が聞こえにくくなるなど、耳の病気にかかると声が小さくなってしまう場合があります。

生まれた時から耳が聞こえない場合は声を一度も聞いたことがないため、人と会話することが非常に難しいと言われています。

そして、生まれつきではなくなんらかの原因により耳に病気を抱えることもあります。

難聴になると音が聞こえづらくなり、自分の声も聞き取りにくくなります。

このように病気が原因で声が小さくなった場合は、補聴器をつけたり病院で治療を受ける必要があります。

耳の病気を患った場合は、声だけでなく手話などを学ぶことで相手に気持ちを伝えることができます。

⑦自分の意見に自信を持てない

最近の若い人に多いのがこのタイプです。

普段の会話では支障なく声を出すことができるにも関わらず、肝心な仕事でのプレゼンや報告の際に声が小さくなってしまうという経験はありませんか?

モゴモゴとした声でプレゼンしても、聞く方はつまらなく感じてしまいます。

内容が良くてもこれでは魅力が伝わらず台無しですよね。

なぜ大事な場面で声が小さくなってしまうのか、これは自分の意見に自信が持てないからです。

自信があることならハキハキと相手に伝えられるものです。

そのため、相手に伝える前に自分の意見について下調べをきちんと行いましょう。

また、今までに自分が意見したことで揉めたり嫌な思いをしたことがある人は、自分の意見を人に言うことに抵抗を感じるようです。

そんな人は、その時に起こったことを一度思い出して、心の中で整理する必要があるでしょう。

過去を綺麗に整理することで、きっと自分に自信を持つことができます。

⑧常に相手の顔色を伺ってしまう

性格の優しい人に多いのですが、相手の反応や気持ちを考えながら会話していると、声も小さくなりがちです。

相手の気持ちを考えることはとても大切なことですが、自分の意見をそのまま伝えれないことで精神的に負担を感じたり、ストレスがかかることもあります。

相手の反応にばかりに気を取られていると、会話もうまく進まないでしょう。

会話とは、お互いが自分の意見や気持ちを伝えて共感しあったり新しい発見をすることで楽しめるのではないでしょうか。

なので、相手と違う意見でもいいのです。

ただ、会話の相手が職場の上司や取引先の人である場合、立場に合わせた立ち振る舞いは必要になります。

また、人の顔色を伺う癖がある人の中には、今までに誰かに怒鳴られたことがありトラウマになっているという場合があります。

幼少期の頃から家庭内でいつも怒鳴られていたりすると、相手の反応を過剰に気にしてしまうようです。

自分がなにか話すと怒られるのではないか、という恐怖心から声が小さくなってしまうことがあります。

そして、大人になってからも上司や先輩に怒られ続けていると、普段の会話でも大きな声が出せなくなってしまいます。

怒られる理由があまりにも理不尽だと感じる場合は、自分を守るためにも他の環境に移ることをおすすめします。

我慢し続けていては改善が遅れてしまうでしょう。

もし、過去のトラウマにより声が出にくいという場合は、専門のカウンセラーに相談してみると心が軽くなり改善するかもしれません。

⑨筋肉が足りない

声のボリュームが小さい原因として、口周りなどの筋肉が足りないことも挙げられます。

喋るためには、口周りの筋肉だけでなく舌や呼吸筋、腹筋など、様々な筋肉が関わってきます。

話すために必要となる筋肉を鍛えてあげることで、声のボリュームを大きくすることが可能になります。

筋肉を鍛えるために、まずは腹式呼吸からチャレンジしてみましょう。

腹式呼吸を行うことで、横隔膜と肺の筋肉をたくさん使うため効率よく鍛えることができます。

また、腹式呼吸で息を吐き出す時に声を出しながら声帯を震わせることで、同時に声帯を強くすることができます。

この時、母音である「あ、い、う、え、お」を発音しながら息を吐くことで、顔まわりの筋肉も鍛えられます。

大きく口を開くことを意識して行うことで、効果がより高まります。

次は舌のトレーニングです。

舌の筋肉をつけるには、舌を伸ばせるところまで伸ばし、上下にゆっくり動かします。

次は左右、そして時計回りや反対回りに動かすことで、筋肉を鍛えることができます。

舌は普段の会話や食事の際に動かすだけなので、意識してトレーニングすることで必要な筋肉をつけてあげましょう。

普段使わない筋肉も鍛えることで、声が小さい悩みを解決することができます。

この他にも、表情筋を鍛えることで感情に合わせた声を出すことが可能になります。

楽しい気持ちや悲しい気持ちを顔に表しながら、顔に合わせた声を発声する練習をしてみましょう。

部屋で鏡に向かってやってみると、楽しく練習できるかと思います。

これは、実際に俳優さんなどが使っている練習方法で、感情を取り入れながら発声練習をしています。

俳優さんたちの声は実に太くて聞き取りやすいです。

彼らがなぜハキハキと大きい声を出せるのか、それは普段から行なっているトレーニングに加えて、感情を豊かに表現する力を持っているからです。

人は感情が伴うと、自然と声も大きくなるものです。

好きな選手がゴールを決めたら大歓声をあげて喜んだり、心の底から怒りを感じて大声で怒ったり、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

感情表現を上手にできるようになれば、小さかった声が気付けば大きくなっているはずです。

⑩生まれ育った環境による影響

生まれ育った環境や家庭内の環境は、声にも大きな影響を与えます。

家族の話す声が小さいと、ボリュームを周りに合わせるため本人も声が小さくなってしまいます。

また、そういった環境で育っているとそのボリュームが普通だと思って成長していくので、誰かに言われるまで気付くことがないでしょう。

また、声が小さいことを指摘されて直そうとしても、長年小さい声が普通だと思って生活してきた場合は改善するのに時間を要することがあります。

仕事や人との関わりで直す必要があるのでしたら、ボイトレなどに通って大きな声をだす練習をしてみるのも1つの手です。

また、家族の声が小さかったという理由だけでなく、家庭内暴力や虐待を経験していたという人も声が小さくなる傾向にあります。

一方で、家族の話し声が大きい環境で育った人は本人も声のボリュームが大きくなりがちです。

このように、家庭環境により声のボリュームが決まることもあるのです。

自分がなぜ声が小さいのか悩んだら、自分の家族の声のボリュームが小さくなかったか、ぜひ一度思い出してみてください。

まとめ

いかがですか、声が小さい原因は様々な理由が考えられるのですね。

そして次回はその対策について紹介させて頂きます。

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