ボイストレーニング

男性のボイトレにおすすめ曲!7選

カラオケとボイストレーニングは基本の部分で異なります。

カラオケは趣味・娯楽、ボイトレはレッスン・訓練と全く別のジャンルです。

しかし、スタンダードナンバーから最新のヒット曲まで揃うカラオケは多彩な曲をマスターする良い教材になります。

同じ様に、YouTubeも古今東西の名曲がオリジナルからアレンジ、カバーなど様々な形でアップされ、ボイストレーニングをしている人にとっては教材の宝庫となります。

カラオケとYouTubeでボイストレーニング並みの効果を上げてみませんか?

目次

1、「アイデア/星野 源」

2、「歩いて帰ろう/斉藤和義」

3、「全力少年/スキマスイッチ」

4、「LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸」

5、「UpTown Girl/Billy Joel」

6、「恋するフォーチュンクッキー(平井堅カバー)」

7、「スローバラード/RCサクセション」

8、まとめ

◆「アイデア/星野 源」

朝の連続テレビドラマ「半分、青い。」の主題歌です。

同じく星野さんの「恋」にも似た独特のリズム感と親しみやすいメロディーが特徴的な曲です。

この曲をボイトレ教材として見るなら、ポイントは地声とファルセットの切り換えです。

サビでファルセットに変わりますが、地声との切り換えが不自然にならないように気を付けましょう。

どの音程で切り換えるか、切り換え前後で声量に差が出ないようトレーニングを重ねて下さい。

◆「歩いて帰ろう/斉藤和義」

斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」もポップなメロディーが印象的です。「アイデア」同様にファルセットの切り換えのトレーニングにもなります。

また、斉藤さんの作る曲は、音域(メロディー)の幅が比較的狭めに作られているため、少ない音数で表現のあるメロディーを歌うトレーニングになります。

ボイトレ初心者は、広い音域の曲に挑戦しがちですが、いきなり広い音域にチャレンジするより前述の「アイデア」やこの曲のように少ない音数でじっくり歌い込むと自分の声域内での表現力が身に付きます。

◆「全力少年/スキマスイッチ」

やや歌の難易度をあげてみました。

アップテンポで音域も広くなります。

スキマスイッチの大橋卓弥さんはミックスボイスでの高音の使い方に特徴があります。

高い声でも無理に力む事なくリラックスした状態で伸びのあるミックスボイスを発生しています。

タイトルの「全力少年」からは想像出来ない高い歌唱力を軽々と発揮しているのです。

◆「LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸」

さらに難易度を上げてみました。

この曲のポイントは、リズムのウラを感じて歌うメロディーと地声による高い声、そしてブレス(息継ぎ)にあります。

久保田利伸さん自身が深くリスペクトするR&Bやブラコンと呼ばれる音楽ジャンルに根ざしたリズム感は、日本人には苦手とされていました。

それを彷彿とさせる優れた歌唱力は久保田利伸の真骨頂です。

さらに、伸びのあるハイトーンがこの曲を盛り上げます。

いきなりハイトーンに挑戦するのはボイトレ初心者にはハードルが高いかも知れません。カラオケでキーを下げて徐々に自分の声域を広げるトレーニングがいいでしょう。

最後のポイントは、ブレスです。

ロングトーンを活かすには、効率的なブレスが必須です。

一回のブレスでどれだけ多くの息を吸いこめるか?次のブレスポイントまで効率的な発声で息を長持ちさせるか?

ブレスのポイントは個人の肺活量にも左右されますから、何度も発声練習を通して、自分にあったブレスポイントを見つけましょう。

◆「UpTown Girl/Billy Joel」

ここで古い洋楽もご紹介します。

Billy Joelは40年以上のキャリアを誇るシンガーソングライターで、日本でも根強い人気があります。

「UpTown Girl」はオールディーズ調のシンプルな曲調で、Billy Joelの英語もスクエアな発音と歌い方をしています。

こうしたシンプルな曲で英語の発音もマスターしましょう。邦楽だけでなく、英語ならではの発音、発声をマスターする事で、表現力も向上します。

この曲で注目したいのは、コーラスです。ドゥワップ、ゴスペルにルーツが垣間見えるコーラスワークです。

メロディーを歌うだけでなく、バックのコーラスにも注目する事で音楽的な知識(楽典)も学べます。

◆「恋するフォーチュンクッキー(平井堅カバー)」

ここで変わった毛色の曲をご紹介します。

アイドルグループの曲をあの平井堅さんがカバーしています。

「恋するフォーチュンクッキー」は元々はディスコやダンスナンバーを意識して作られた経緯もあり、アイドルファン以外の層にも受け入れられました。

そして、まさかの平井堅さんがカバーしています。

アレンジとは、曲を作り変えるだけでなく、歌い直す行為でもあります。

誰もが知っている曲を自分なりにどう解釈して歌うか? 声のトレーニングはもちろん、発想のトレーニングも心がけましょう。

◆「スローバラード/RCサクセション」

最後にバラードをご紹介しておきます。

元は忌野清志郎率いるRCサクセションの曲ですが、ロックミュージシャンだけでなく様々なシンガーもカバーしています。

曲調はシンプルなロックバラード。目立った高い音域も特別な歌唱法も使われていません。

しかし、ボイトレをしている人たちに聴いて欲しいのは、忌野清志郎の声です。

唯一無二の存在感のある声で、スローバラードを熱唱すると、そこはRCサクセションの世界です。

◆まとめ

発声法、ビブラート、歌う前のリップロールなど、技術面はボイトレスクールやカラオケ教室で教えてもらえます。

しかし、歌うあなたの存在感はあなた自身で生み出さなければなりません。

今はこうしてYouTubeで様々な時代の様々なシンガーの動画を見る事が出来ます。

過去の映像から、未来の映像に遺せるあなた自身の存在感を確立して下さい。

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