裏声と聞くと、高音をイメージする人がほとんどではないでしょうか?
高い音程の裏声なら歌ったことがあるという人が大半のはずです。そして、高音だけでなく低音にも裏声が存在します。
高音だけでなく低い声の裏声が出せるようになれば、音域がかなり広がりますので難しい曲でも歌いやすくなります。
「低い声の裏声の出し方がわからない」「どんな練習をすればいいの?」と思う方が多いと思いますので、今回はボーカルスクールでも使われている、低音の裏声をマスターするための練習方法をお話していきます。
目次
2、低音の裏声を出すためには、高音の裏声からマスターしましょう
・低音の裏声をマスターすれば、カラオケの上達に繋がります
低音の裏声を上手に出せるようになると、今まで低すぎて歌えなかった歌もすんなりと歌えるようになります。
また、地声から裏声にスムーズに切り替えられるようになるとこっちのものです。
裏声を操れるようになれば、誰が聞いても上手い!と思うような歌が歌えるようになります。
ファルセットが綺麗に響く、絢香さんや平井堅さんのように歌えるのも夢ではありません。
ちなみにファルセットとは、息漏れのある優しい裏声のことです。
・低音の裏声を出すためには、高音の裏声からマスターしましょう
高い声や低い声はどのようにして出るのでしょうか?
それには輪状甲状筋が大きく関係しています。
この輪状甲状筋が強くなれば音程がとりやすくなると言われているため、歌が上手くなりたいという人は、ここを鍛える必要があります。
輪状甲状筋を強くするためには、裏声を出すことが効果的なので、簡単なトレーニングを行いましょう。
・高音の裏声のトレーニング法
まずは全身の力を抜いて緊張をほぐします。
そして、イーチ、ニー、サーンと50までの数字を裏声を使って発声しましょう。
この時に、数字が大きくなるほど声を高くしてみたり、地声と裏声を交互で発声するのも良いトレーニングになります。
同じ音だけでトレーニングするよりも、数字を数えることで様々な音の練習をすることができるので、より効果を感じることができるはずです。
50数えるまでに喉に疲れを感じた時は、最後まで無理に発声せず休憩しましょう。
少しずつ喉を慣らしていくといいですね。
・低音の裏声のトレーニング法
高音のトレーニングが終わったら、低い声を出すための練習を行いましょう。
この時、透き通った響きのある裏声を意識して発声します。
「アーアーアー」と、高音の裏声から徐々に音程を下げてみてください。
一番低い裏声まで辿り着くと、今度はまた高音に向かって音程を上げていきます。
このように高音と低音を行き来する練習を重ねれば、音域がどんどん広がります。
また、ファルセットのような優しい裏声だけでなく、メリハリある裏声も練習したいという方には、次のトレーニングがおすすめです。
・メリハリある低い裏声のトレーニング法
勢いのある低い裏声を出すためには、声帯が閉まる感覚を体で覚えることが大切です。
まず初めに大きく息を吐いて止めてください。その時声帯が閉じるはずです。
そして、「あ!」と勢いよく発音しましょう。
この「あ!」「あ!」を何度も発音して、最後に「あー」と低音の裏声で発声します。
この練習をすれば、芯のある裏声が出せるようになります。
・まとめ
低音の裏声をマスターすれば、歌声がより魅力的になります。
高音と低音の裏声を練習して、色々な曲にチャレンジしてみましょう。
普段からボイトレをしている人も、いつもの練習に裏声のトレーニングもプラスしてみてくださいね。