いよいよ夏フェス当日を迎えました。
期待に高鳴る胸を押さえて、もう一度忘れ物がないかチェックしましょう。
そして、フェス会場での気を付けておきたいポイントも再チェックです。
目次
◆持ち物チェック
・耳を守るために
イヤーマフや耳栓を用意しましょう。
これは、聞きたくない音を遮断するためではありません。耳を守るためです。
ライブの大音響は、気分を高揚させますが、長時間大音響にさらされると耳は確実にダメージを受けます。
フェスの後で、耳鳴りや頭痛がするようなら、耳がダメージを受けている可能性があります。
耳を守り、休ませるためにイヤーマフの用意をおススメします。
・夏フェスは長丁場
折り畳み式の椅子があると便利です。
レジャーシートに座るのもアリですが、足元が濡れてぬかるんでいる場合を想定して、軽量で持ち運べる椅子が便利です。
アウトドア用品コーナーで探してみましょう。
◆夏フェスにNGな服装
動きやすい服装がベストです。
そして、気温の急な変化、陽射しを遮る帽子、安全で雨に耐えうる足元の用意も必要です。
NGな例は、スカート、ロングスカート。これは一見、オシャレですが夏フェスではオシャレより実用性が優先です。
足元のNGは、ヒールです。
モッシュで人の足を踏んでしまいかねません。
髪型にも夏フェスならではのルールがあります。
頭の高い位置でのお団子ヘア、アップヘアは後ろの人の邪魔になります。
また、ロングヘアをくくらないままでのフェス参戦は、V系ロックならいいかも知れませんが、邦楽ロックでは邪魔にされてしまいます。
あくまでも、他のオーディエンスも楽しめる環境を自ら作る姿勢で夏フェスに参加しましょう。
◆会場に着いたら
フェスの会場は広大なフィールドになっています。
到着したらまず、タイムテーブルとステージの配置を確認しましょう。
お目当てのアーティストを効率的に観るためです。
動員が万単位の大規模フェスだと会場がとても広く、ステージ間を移動するのにもかなり歩きます。
混雑すれば、30分以上かかることもありますから体力はとにかく必要です。
トラブルも起こり得ます。
海外から呼ばれたアクトの中にはドタキャンするバンドもいたりして、予定通りにいかないこともあります。
なので、タイムテーブルをチェックしてまず「どうしても見たいアクト」をピックアップしましょう。
タイムテーブルは本番当日ではどうしても様々な状況やトラブルでズレて当たり前がフェスの常識です。
現場では柔軟な思考で、当初の予定と違ってもフレキシブルに対応出来るように心がけて下さい。トラブルには、寛容な思考が一番です。
入場規制というハプニングもあります。
人気アーティストは入場規制がかかる場合もあります。
これは、複数のステージや会場をまわるタイプのフェスに見られます。
最優先に観たいアーティストは、早めにステージ近くに行っておきましょう。目当ての1組前にはステージ付近に到着するように動きましょう。
◆場所取りはマナー違反
場所取りについては、SNSをはじめとして様々な場で話題にされています。
「自分の好きなアーティストを観るために前のバンドの演奏中から前列キープ。
露骨につまらなさそうに棒立ちしてたり、前のバンドが熱演しているのにスマホをいじってる人もいて酷い」
「出演者がステージから、彼らをチラチラ見て、いつキレてライブ中止になるかヒヤヒヤしました」
実際、場所取りしている棒立ちのオーディエンスに「あたたかい出迎えをありがとう」と皮肉たっぷりに言った海外のアーティストもいました。
こうした場所取りは極力やめましょう。
◆まとめ
夏フェスとは、主催者やアーティストだけでなく、オーディエンス含めみんなで楽しんで、イベントを育てていくものだと思います。
去年の良い点は今年も引き継いで、今年ダメだった点は来年から改善する。
楽しいこと、辛いことでもみんなで共有してフェスを盛り上げていく。それがフェスに参加する意味だと思います。
音楽を周囲の人、雰囲気、自然とともに楽しむ事がフェスの醍醐味なのです。