どうしたら周りの評価が変えられるのか?
ボイストレーニングを受けたのに上達が感じられないあなたへ
あなたの持つ歌唱力、表現力で聞き手の心をわしづかみにするために、歌の中で感情を表す・伝える方法を紹介しましょう。
目次
①感情について見直してみましょう。
人間の感情は、よく喜怒哀楽という言葉で表していますが他にも、満足、敬愛、羨望、感嘆、混乱、優越、狂気、退屈、冷静、共感など最低でも20種類以上、感情を表す言葉が存在しています。
まずそれらを書き出して、その違いを自分なりの解釈をして、似ている言葉があればその差異についても確認してみてください。
そして次に、あなたが好きなアーティストを思い浮かべてください。
そしてそのアーティストの歌や歌声を思い出しましょう。
では、ここで質問をします。
あなたの好きなアーティストは、その歌を通してどんな気持ちを表現していましたか?
その歌の中でも、特にアーティストの気持ちの変化が感じられたところがあれば、特に注意して細かく分けてリストアップして並べましょう。
それが終わったら、どうしてあなたがそう感じたのか?をそれぞれ、考えてみましょう。
具体的には、嬉しい時や楽しい気持ちを表すときは、明るく、高めのトーンでリズミカルに。
悲しみや怒りを表す時は、低いトーンでゆっくり。時には涙で声が震えることもあるかもしれません。
他にも気持ちの変化を表すには声量も大きく関わってくるので、効果に注目してボイストレーニングや歌の練習をしてみてください。
②あなたの表現力を見直してみましょう。
次に、あなた自身の感情表現に戻りましょう。
ボイストレーニングや歌のレッスンで一番基本になるところは、自分の感情をストレートに表現するところから始まります。
一般的に、日本人は気持ちを表現することが苦手だと言われています。
特に苦手な人は、わかりやすい、強く、激しく、思い切りその時の感情を表現するところから始めてみましょう。
普段はあまり歌わないような四季の歌を歌ってみたり、童謡、アニメソングなどにも表現がしやすい歌が多数あります。
視点を変えてチャレンジするといいでしょう。
歌の歌詞に合わせて、好きな人や家族、風景などの写真を見ながら視覚を利用して歌のレッスンする方法もあります。
③芸術作品に触れ、感性を磨きましょう。
それでもまだ、うまく表現できない、苦手だと思っている人は、子供のミュージカルだけでなく子供達が無邪気に遊ぶ様子を研究するのもいいかと思います。
他にも、映画や演劇、小説、絵画などからも得られるものが多いと思います。
と言っても、テレビドラマの俳優、女優が、悲しい場面で発狂したり、号泣するなどのようには、すぐにはできないかもしれません。
当然です。彼らはそれらのトレーニングを積んできたのですから私たちもそれなりの繰り返し練習が必要になってきます。
あなたが得意な感情の歌声から始めて、歌いながら涙を流せるようになるまで徐々にボイストレーニングをしてみましょう。
④伝える経験を積みましょう。
他にも、人生経験だけでなくステージでの表現経験などを重ねることで、客観的に自分を見る相手の気持ちがわかるようになります。
日常で少人数の相手に気持ちを伝える事と大勢の聴衆に伝えることは大きく異なりますので、そこでの理解は大きな実践力になります。
日本人は、相手の気持ちを察する力はとても高いと言われていますので、それを長所として、相手に成り切る練習をしてもいいですね。
どこまで相手の感情に共感し、感情移入し、自分の気持ちとしてメローディーに合わせて表現することができるか?
ぜひ試してみてください。
まとめ
強気!本気!で繰り返し歌ってみましょう。
何事も本気で取り組むことで、本当の感情に気づき、心の底から強く感じたり深く感動することができます。
その時の強い思いが表現力に繋がりますので、一つ一つのボイス・歌の練習に気持ちを込めて、自信を持って強い気持ちで表現していきましょう。
あなたの本気の歌声は、必ず相手に伝わり聞き手の心をつかみます。