歌うと大きな声を出してスッキリした、カラオケで歌うと気持ちいいと感じたことはありませんか?
これは、歌うことで「幸せ成分」エンドルフィンや、適度な興奮と爽快感を感じさせるドーパミンやノルアドレナリン、気持ちを安定させるセロトニンやエンドルフィンなどが脳内に分泌されるためです。
こういった成分で気持ちよくなることでストレスが発散されて、若々しくなれるだけでなく、歌うと脳が活性化されて、認知症の予防にもなる脳トレが楽しくできます。
目次
1.歌うと脳が活性化!
カラオケ、合唱、ソロでの歌唱、どんな歌い方でも、歌うことで脳が活性化してアンチエイジングになります。
なぜ歌うと脳が活性化するのでしょうか?
歌う時には、左脳を使って歌詞を読みながら、右脳で音程やリズムを合わせようと、脳内で音楽と言葉を同時に調整します。
そして、何回も歌ううちにメロディや歌詞を覚え記憶領域も刺激することに。
別の作業を同時に脳に課すことで脳が活性化するのです。
脳が活性化されることで、認知症の予防や記憶力向上につながり、歌うことは老化防止にいいことづくめ!さらに効果を高める方法をご紹介します。
1.ジャンルは問わず
歌うのなら一番手軽なのがカラオケですが、歌謡曲や演歌は好みではなかったり、マイクを持ってひとりで歌うことに抵抗のあるひとも多いでしょう。
そういう場合には、合唱サークルや合唱団の一員として大人数で歌っても、同様の効果が得られます。
クラシックの宗教曲やベートヴェンの「第九」や、オペラの合唱で衣装と演技つきで歌うことを目的とした合唱団から、少人数で馴染みのある唱歌や、合唱曲を歌うサークルまでたくさん合唱ができる団体があるので、自分の好みに合ったところを選びましょう。
メロディしか歌う自信がない、団体行動は苦手、歌いたい曲がはっきりしている、きちんと発声から習いたいという本格志向のひとは、声楽教師による個人レッスンがおすすめです。
大人向けの音楽教室や、カルチャーセンターでも声楽のレッスンを受けられます。
合唱も個人レッスンも、年に1~2回は演奏発表の場があり、人前で歌う緊張感も脳を思いっきり活性化させるのでアンチエイジングの効果抜群です。
2.歌詞や音を覚える
歌う場や曲が定まったら、音を取る、歌詞を読む、外国語なら意味を調べるなど、毎日10~15分と少しずつでも勉強や練習を重ねて、小まめに脳トレーニングをしましょう。
ある程度歌えるようになって来たら、歌詞を覚えることをおすすめします。
メロディと歌詞を合わせてスムーズに歌えるようになると、脳への刺激が弱まりがちなので、次に記憶に働きかけると、さらに脳が活性化されます。
3.ポイントは曲えらび
合唱団では、「第九を歌う会」など指定の曲を歌うための団体でなければ、歌う曲の傾向はわかっても自分で曲を指定することは難しいですが、カラオケや個人レッスンの場合は曲えらびで、さらに脳を活性化させることができます。
歌詞に使われている言葉や感情をイメージしやすい、昭和の名歌や、懐かしい唱歌、歌謡曲、演歌は歌いながら脳が活性化。
さらに、昔流行った曲や、よく口ずさんだ曲などは、歌いながらその時の情景が思い出されるので、感情移入がしやすく脳の記憶領域も刺激してくれます。
2.仲間と一緒に
脳を活性化させるには、ひとりで歌うだけでなく、1ヶ月に数回は仲間や先生と歌う場を共有することも大切です。
一緒に歌ったり、ひとが歌うのを聴いたり、練習の成果を聴いてもらって、歌や音楽を共通の話題にコミュニケーションを取ることで、ストレスを発散して楽しい時間を過ごせます。
お酒が飲めなくても、気が利いたことが話せなくても、立場を超えて歌でつながれるので、歌うことはリタイヤしたシニアに特におすすめ。
他人との適度なコミュニケーションは、脳をとても活性化させるもの。歌を通して気の合う仲間をみつけられるとより効果的です。
3.まとめ
歌うととても脳が活性化して、アンチエイジング効果があることをご紹介しました。
まずは、どんな曲を歌ってみたいか考えるところから、脳トレ開始!気軽に歌うことを始めてみましょう。