この記事を読んでくださっている方は、歌唱力を上げるために1に練習!2に練習!のモットーで毎日、一生懸命練習をされていると思います。
でも、必ずと言っていいほど、誰もが壁にぶつかり、行き詰まる時がやってきます。
そして、進歩が感じられない日々が続くと不安になって声の出も悪くなり悪循環に陥ります。
でも諦めないでください。大丈夫です。
上達しない理由を知ることで、上達するはやさが早まりモチベーションも保ちながら意欲的に取り組めるようになります 。
その理由を説明します。
目次
1、正しい練習と目的のズレ
歌唱練習に限らず、練習という行為は大きく2種類に分けられます。
一つ目は、できない事をできるようにする練習、そして二つ目は、できる力をより伸ばす練習です。
あなたが今、取り組んでいる練習はどちらかはっきり答えることができますか?
もし明白でない場合は、時間も労力も無駄にしている可能性が高いです。
例えば、トレーナーに「低音の練習が必要」と言われたとします。
これだけでは、低音の音質なのか?リズムなのか? ビブラートなのか?
一番大事な問題点がはっきりしていなければ肝心なものが上達しません。
少しでも不明な点が出たらトレーナーに質問して目的を明確にし、ポイントを絞って練習時間の無駄を省きましょう。
2、練習時間の見直し
あなたの最終目標にみ合った練習時間を費やしているかということです。
結構、プロになりたいと言いながらも1日1時間ほどの練習でギブアップされている方が多いようなのです。
365日、1時間ずつ練習して一年間で365時間の練習。
これでプロになれると思いますか? 答えは明白です。
なんでもプロフェッショナルと呼ばれるようになるには人の何倍も時間をかけなければその域には達することができません。
せめて3時間以上、毎日、練習時間に費やす覚悟が必要だと言われています。
まずは、練習記録をつけるなどして自分の練習時間を客観的に見直してみましょう。
3、練習内容の見直し
あなたが、問題意識を抱いていることに対する、根本的な解決方法が正しいかどうかということです。
驚くことに、時々「ボーカルスクールに通ったけどインストラクターの知識が不足していて、間違った練習をさせられてしまっていた」という話を聞きます。
運が悪いでは済まされない問題ですが、そのスクールを選んだのはあなたの責任でもあります。
自分で良いスクール、良いインストラクターを選べるように勉強してください。
最後に
歌が上達するには時間も労力もかかります。近道はなく練習あるのみです。
その中で、伸び悩んだときは練習内容について上記のポイントを参考に客観的に見直すことをお勧めします。
少しでも早く、あなたの歌が上達することを願っています。