1960年代のア・カペラ音楽に端を発するボイスパーカッション。
最近ではヒップホップから生まれたビートボックスと切磋琢磨し、互いにその技術や音楽性を磨いています。
今回は、ア・カペラやヒップホップなど音楽ジャンルの垣根を越えて、ボイスパーカッション、ビートボックスが効果的な曲をご紹介しようと思います。
YouTubeで世界中のボイパーたちの演奏が観て聴ける時代です。そのテクニックを身に付けましょう。
目次
◆Pentatonix (Perfume Medley)
Pentatonixはアメリカのア・カペラグループです。
その実力はグラミー賞に輝くなど折り紙つきです。そのPentatonixが日本のテクノポップユニット「Perfume」のメドレーを取り上げています。
元々緻密なコーラスアレンジが高評価のPentatonixは他にもマイケル・ジャクシンなどのメドレーも手掛けており、圧巻のコーラスとボイスパーカッションが観られます。
◆ちょっと離れてエンターテイメント
ボイスパーカッションもビートボックスもア・カペラも人を楽しませるエンターテイメントです。
その意味でこの動画をご紹介します。
ディズニーランドのキャストによるショーの様子です。
ボイスパーカッションやビートボックスの技術を追求するのは悪い事ではありません。
しかし、根底にある人々を楽しませるという目的を忘れて、独り善がりになるのは避けたいものです。
◆人の声プラスα
これもボイパの王道からは離れるかも知れません。
ビートボクサー「Daichi」がサンプラーという機械を使って「小さな恋のうた」をパフォーマンスしています。いわば、リアルタイムの多重録音です。
人の声でパフォーマンスするのがボイパの真骨頂ですが、人の声だけに拘らず、より広い可能性を追求する姿勢には学ぶものがあります。
◆ひとりでもコーラス(千本桜)
ビートボクサー「Daichi」のパフォーマンスをもうひとつご紹介します。
ボカロ神曲として有名な「千本桜」を一人多重録音で仕上げています。
9分割された画面に一人で効果音や楽器の音を重ねる多重録音は非常に手間のかかる作業です。
そして、その画面の中でボイパ(ビートボックス)が効果的に使われているのもお分かりいただけるでしょう。
◆メロディーと効果音
YouTuber「HIKAKIN」のビートボックスパフォーマンスからスーパーマリオブラザーズのテーマをご紹介します。
この動画で注目すべき点は、メロディーと効果音を同時に一人で演奏している事です。
低いメロディーと高い音の効果音を同時に出すテクニックは非常に高度で、HIKAKINが動画投稿だけのYouTuberではない事を証明しています。
◆あの新曲もボイスパーカッションで
最新のヒットナンバーもア・カペラとボイスパーカッションでアレンジするとこうなります。
DA PUMPの「U.S.A.」を人の声だけで再構成したものです。ボイスパーカッションがリズムの疾走感をリードしているのが分かります。
こうしてみると、ボイパのア・カペラグループにおける重要性が鮮明になります。
ボイスパーカッション、ビートボックスは今や音楽の重要なパートとして認識されているのです。
◆まとめ
ボイスパーカッショやビートボックスが印象的な曲をご紹介しました。
ボイパも最近では、ボイストレーニングスクールで学べるようになり、一層身近なジャンルになりつつあります。
人の声の可能性を広げるボイスパーカッションに挑戦してはいかがでしょう。