ボイストレーニング

歌う時はベストなコンディションで歌いたい!!歌う時のコンディションの整え方

歌を歌う時はノドだけでなく、全身の筋肉、神経を効率良く使う事が重要です。

プロが長いステージでも歌声がかすれる事無く歌い続けられるのは、全身を上手に使って効率の良い歌い方をしているからです。

体のどこか一ヶ所でも無理があると、声のバランスが崩れオーディション本番で本来の声が出なくなります。

プロに限らず、カラオケで歌う時でも、ノド、体のコンディションを整えて歌うと、より歌がうまくなります。

少なくとも、カラオケで何曲歌ってもノドが疲れない歌い方がマスター出来ます。

目次

1、コンディションの整え方・ウォーミングアップ

2、コンディションの整え方・休憩をはさむ

3、コンディションの整え方・普段のケア

4、自分では気が付かない自分のコンディション

5、まとめ

◆コンディションの整え方・ウォーミングアップ

ふだん、カラオケで歌う時にいきなり大きな声や高いキーの歌で始めていませんか?

その歌い方、危険です。ノドのためにはよくありません。

カラオケで歌がうまくなりたいなら、歌う時は無理のない高さのキーの歌を、できれば声を張らずに歌える曲からはじめて下さい。

ノドのウォーミングアップのためです。

次第に高いキーの曲、大きな声を張る曲にして徐々に声の調子を上げて行きましょう。実は、プロのボーカリストでもウォーミングアップは実践しています。

あるプロは「1時間の歌唱の内、40分はウォーミングアップのための時間」と言う人もいるほどです。

アスリートが身体を温めてからレースに臨むように、ノドを労わるプロの歌手は身体とノドのウォーミングアップに気を配っています。

◆コンディションの整え方・休憩をはさむ

歌がうまくなるためには、インターバルも必要です。

カラオケでオールして翌日声が枯れてしまった、という様ではオーディションを目指す者として失格です。

ノド、体を資本とするプロシンガーは、ノドを休める事を知っています。

休める事、ノドを使い続ける事。

この二つを知っているからこそ、アマチュアには想像もつかないノドを酷使したような歌い方をしても長いキャリアを保てるのです。

カラオケで歌っているインターバルでも、水分補給は怠らないようにしましょう。体内の水分が減少すると、声帯の筋肉が萎縮して疲れやすくなります。

インターバル(休憩中)に飲む水分は、氷なしで、出来れば常温の水は白湯がおススメです。

◆コンディションの整え方・普段のケア

歌がうまいという事で、歌っている時だけを指すのは一部のアマチュアです。

本当に歌がうまい人は、いつでも歌える状態(コンディション)を保っているのです。

プロのシンガーはノドの状態に気を遣い、ステージが終わった後にはノドのケア、普段からノドを乾燥やホコリから防ぐためのマスクをしたり、季節の変わり目には体調管理をしたりと、自己管理を徹底しています。

アマチュアがそこまで徹底した自己管理が必要かは議論の余地があります。

しかし、ノドも身体の一部ですからふだんのケアやメンテナンスは健康管理の一環として考えましょう。

◆自分では気が付かない自分のコンディション

実は、ほとんどの人は自分の本らの声を知らずにいます。

あなたが今、発声して聞いている声は本来のあなたの声ではありません。

録音した自分の声を初めて聞いた時の違和感を覚えていると思います。

声帯で発した声は口から音として出て自分の耳で聞く以外に、自分自身の体や骨を振動させ、その振動をあなたの耳が音として検知しています。

空気の振動としての音と自身の体の振動をミックスして聞いているのが、あなたの声です。

しかし、本来の声とは人の耳で聴く空気の振動としての音を指します。

この理由で、独学のトレーニングでは自分本来の声をチェック出来ないのです。

一つ一つ録音した自分の声をチェックするより、ボイストレーニングの指導者の下で、すぐにチェックしてもらうと、自分では気づけないコンディションの変化や歌い方のクセが分かります。

◆まとめ

ノドを含め自分のコンディションを自分で完全に把握出来ると思いがちですが、実際は客観的に把握は難しいものです。

ボイストレーニングスクールに通う事で、客観的な視点でコンディションやノドの変化をチェック出来ます。

主観でなく客観的な指導は、オーディションのためにも歌がうまくなる近道と言えるでしょう。

歌う時のコンディションの整え方からオーディション対策まで

適切な指導が評判のボーカルスクールはこちら!!