カラオケで上手に歌いたい、もっと歌がうまくなりたい。
そう思ったら迷わずスクールでボイストレーニングを習うべきですが、忙しくてボーカル教室に通えない方向けに「どこでも出来るカンタンボイストレーニング」をご紹介させて頂きます。
しかし「カラオケの歌がうまくなりたい」そう思って一人で行って練習する人がいますが、やはり一人カラオケでは上達するには限界があります。
そんな方向けにボイストレーニングのためにスクールに通うべき3つの理由も合わせてご紹介致します。
目次
◆どこでも出来るカンタンボイストレーニング・その1
本格的なトレーニングはレッスンの出来るボイストレーニングスクールには敵いませんが、どこでも出来るボイストレーニングや上達法はいくつかあります。
そのうちのひとつが、どこでも出来る「ロングブレス」です。
歌のエンディングやサビでロングトーンの声を張り上げるには、呼吸法や声の出し方をマスターする必要があります。
正式にロングブレス、ロングトーンを学んだ後は自分のものにするためひたすら反復練習が必要です。
ただし、声を出す練習は住宅環境の問題もあり、どこでも大きな声で練習するわけにはいきません。
これからご紹介するロングブレスのトレーニングは声を出さず、息の吐き方を練習するので場所を選びません。
まず、全身をリラックスさせて立ち、大きく息を吸います。姿勢は背すじを伸ばして胸と肩をリラックスさせて下さい。
吸った息を尖らせた口から細く長く吐きます。
「フゥー」と静かに長く吐いて下さい。途切れる事なく出来るだけ長く。
息を吐き終わったら、体から力を抜いてリラックス。
これを繰り返し練習する事で、ロングトーンに必要なお腹から絞り出す呼吸法をマスター出来ます。
◆どこでも出来るカンタンボイストレーニング・その2
歌はロングトーンだけではありません。
短く歯切れ良い音も歌の重要な要素です。
歯切れ良いメロディーは心地よいリズムにつながります。
スタッカートという短い音の連なりを練習するためのトレーニングです。
先ほどのロングブレス同様に大きく息を吸います。
腹筋を使ってキュッキュッとイメージしながら、息を短く何度も吐きます。
口は上下の唇を合わせた後、「パッ」と発音する様にして息を吐きだして下さい。
一回吸った息で何回「パッ」と吐けるか繰り返し練習しましょう。
効率の良い発声(息の吐き方)をマスター出来たら、実際にスクールで成果をチェックしてもらいましょう。
独学で終わらないために、トライ&チェックを欠かさず行って下さい。
◆どこでも出来るカンタンボイストレーニング・その3
歌がうまくなるためには、意外に思われる方もいるでしょうがリズム感の良さも必要です。
決められたテンポで歌う事、リズムにのった歌い方、リズムの隙をついたブレスなど、ボーカルとリズムは深い関係にあります。
実は、リズムこそ場所を選ばずにトレーニング出来るのです。
それは、歩いている時にリズムのウラ拍を感じながら歩くのです。
左右の足が着地する瞬間が4拍の表なら、その前後のウラ拍を感じながら歩いて下さい。
4拍で歩いてもウラ拍を含めた8ビートになるように歩ければひとまず成功です。
◆一人でよりボイトレスクールがいい理由・その1
スクールには当然ながらボイストレーニングの先生がいます。
一人で鏡の前に立ち、自分のカラオケを聞いたりスマホで録音しても、結局誰もアドバイスをしてくれません。
歌がうまくなるためには的確なアドバイスが必要です。
無理な歌い方でノドを壊す危険性もあります。
◆一人でよりボイトレスクールがいい理由・その2
スクールには歌がうまくなるための環境・設備が整っています。
マイクや音響機材は歌をうまく聴かせるだけでなく、歌うために不可欠な耳を保護してくれるのです。
適切な音量で練習しないとボイストレーニングの効果が上がらないだけでなく、大き過ぎる音量は聴力に悪影響を及ぼします。
しかも、耳へのダメージは無自覚のまま進行し、数年後に取り返しのつかない事態になるケースもあります。
大切な耳のためにも音響設備の整ったスクールでレッスンを受ける事をおススメします。
◆一人でよりボイトレスクールがいい理由・その3
スクールでレッスンを受ける方がより早く、かつ確実に上達する最後の理由は、モチベーションの維持向上にあります。
いつでも行けるカラオケと、レッスン日程を予約してから行くスクールではモチベーションが大きく違います。
「教えてもらう」あるいは「歌がうまくなりたい」という気持ちの度合いが違うのでしょう。
実際に、一人カラオケで練習した後と、スクールでレッスンを受けた後の体への疲労やストレスの発散具合を比べてみると、明らかにレッスン後の方が体力を使い、ストレスも発散しているはずです。
正しい姿勢、正しい発声をする事で集中力も高まり密度の高い練習をした方が上達のスピードもまるで違うのです。
◆まとめ
ボイストレーニングのために、どこでも出来るトレーニング方法をいくつかご紹介しました。
どれも簡単に出来るものですが、マスターしたもののチェックは必ずスクールでチェックしてもらいましょう。
独学にはやはり限界があります。
上達への近道ははやり、スクールでの指導を受けた方が格段にスピードが違います。