カラオケ、バンドのボーカルに限らず、スピーチなど人前に出る事に抵抗を感じる人がいます。
あがり症とは異なるものの、大勢の人の前で歌ったり話したりというのは慣れるまで緊張するものです。
しかし、歌がうまくなりたい、と思うなら緊張を克服して、強いメンタルで歌える練習が必要です。
今回はカラオケの上達に必須、メンタルの鍛え方をご紹介します。
目次
◆メンタルは鍛えられるか
世界を舞台に戦うアスリートたちは、最高のパフォーマンスのためにフィジカルトレーニングはもちろん、メンタル面でも強化トレーニングを積んでいます。
イメージトレーニング、集中力、自己暗示。それぞれに方法があります。
フィジカル(肉体=筋肉)のトレーニングには具体的なメソッドがありますが、メンタルトレーニングに具体的で決まった練習方法は公開されていません。
それは、メンタルは個人差が大きく一概にトレーニングすれば必ず鍛えられるものではない証しでしょう。
それでも、一流のアスリートたちはメンタルトレーニングを欠かしません。
◆強いメンタルのメリット
カラオケやアマチュアバンドで歌う際に、一流アスリート並みのプレッシャーに打ち克つメンタルが必要かどうかは議論が分かれる所です。
しかし、強いメンタルがあれば、人前で歌う時にメンタルをベストな状態にして普段と同じ気持ちのまま歌う事が出来るはずです。
メンタルを鍛えるメリットは、歌がうまくなるひとつの方法でもあります。
◆繰り返しの練習でメンタルを鍛える
反復練習はアスリートたちもやっているトレーニングです。
同じ動作を何度も繰り返す事で、身体に感覚を覚えさせ、「これだけ練習したんだ」という自信を持たせます。
この自信がカラオケ、ボーカルのメンタルトレーニングとして有効です。
自信は余裕につながり、声の伸びや声量に大きく影響します。
心身ともにリラックスした状態で発声する事で、歌がうまくなるのです。
◆自己暗示という鍛え方
前述の繰り返しの練習に似ていますが、この自己暗示は歌う直前に行います。
「歌える、出来る」と自分に言い聞かせ、自分の気持ちを鼓舞します。
自分で自信を与えてしまうのです。
不安を打ち消すくらいの強気で「わたしはうまく歌える」と暗示をかけてみましょう。
もちろん、暗示の前に充分な練習を積んでいる事が大前提です。
◆計画性のあるトレーニングをする
人前でうまく歌いたいなら、準備段階から入念にしましょう。
いつまでに、何を、どれくらい。
そうした時系列ととるべき行動、成果を書き出してチェックリストを作って下さい。
日々の練習を記録し、目標を達成できたか、足りないか。
足りなければ何を補えばいいか。
声量なのか音程の安定なのか、歌い出しのタイミングか。
計画性のあるトレーニングと日々の記録を見れば、出来ている事が一目瞭然になるはずです。
「ここまで出来ている」
そうした目に見える実績が、またメンタルを強くしてくれます。
バンドでライブが近い。そんなボーカリストにおススメのトレーニング方法です。
◆楽しむ事を徹底する
ボーカリストが緊張した面持ちでステージに上がったら、聴いているお客さんは楽しい気持ちになるでしょうか?
音楽はカラオケであれ、バンドであれ楽しむもの、楽しませるものであるべきです。
トレーニングもしっかり積んだ、本番直前の自己暗示も万全。
そうなれば、ステージを楽しむ事に集中しましょう。
「楽しむ」
これがメンタルを鍛える最強のメソッドです。
◆まとめ
歌うためのメンタルを鍛える方法をご紹介しました。
人前でカラオケやボーカルを務めるには、緊張をコントロールするトレーニングが必要です。
メンタルトレーニングは個人差があるため、様々な方法を試し、自分にあったトレーニング方法を見つけて下さい。