一人で歌うのも気持ちいいですが、複数人で歌うと一人ではできない楽しみ方を体験することができます。
パートに分かれて歌ったりデュエットができるので、歌が好きな人たちと歌うことの楽しさを共有できます。
複数人で歌うことに興味がある方はぜひ実践してみてください。
今回は複数人で楽しく歌うためのポイントをご紹介していきますので参考にしてくださいね。
目次
・複数人で楽しく歌うためのポイント
複数人で歌うときは、一人で歌うときと全く同じように歌っているとなかなかうまくいきません。
一人のときは強弱をつけたり感情を込めたり自分の思うように歌えますが、皆で歌うときは周りの歌声を聞きながら自分の声量を調節する必要があります。
ボイトレに通っている生徒たちのグループレッスンを聞いて、いつもアドバイスしているのが
「相手より前のめりに歌わない」「自分の声を他の人よりも大きくしない」「相手と同じメロディーを歌わない」「パート分けは平等に」の4つです。
複数人で歌うときは自分のことばかり考えずに、相手のことを考えながら皆で歌を楽しむことを意識しましょう。
今から一つ一つのポイントを順番にお話していきます。
・相手より前のめりに歌わない
よくグループで歌っていると、相手より前のめりになってワンテンポ早く歌ってしまう人がいます。
一人が前のめりになることで全体的にリズムがズレてしまうこともあり、十分に注意しなければいけません。
前のめりになってしまう理由として、相手の歌声やメロディーを聞けていないことが挙げられますので焦らずしっかり周りの声を聞きましょう。
グループで歌うときは緊張したり、焦ってしまうこともあるかと思いますが気持ちにゆとりを持ってリラックスすることが大切です。
相手の声を聞き、歌い出すタイミングを合わせることで前のめりになることを防ぐことができます。
また、リズム感を養うことでテンポのズレを解消することができます。
歌い出しを相手と息ぴったりに揃えて気持ちよくデュエットしましょう。
・自分の声を他の人よりも大きくしない
複数人で歌うときでも、「自分の歌声を聞いてほしい」と思う気持ちはわかります。
ですが、皆がそう思っているとまとまりのない歌になってしまいせっかくの曲が台無しになってしまいます。
バランス良く歌うためにも、自分ばかり目立とうとせずに相手の声を尊重しましょう。
デュエットでは皆が相手の声を思いやることがなによりも大切です。
自分のマイクの音量を大きくしてしまったり、大きな声をだして歌う人がいますが、それでは曲のバランスが崩れてしまいます。
自分のことだけでなく視野を広げて、曲の全体を把握することを意識しましょう。
相手の声が大きいと感じれば、逆に自分の声を少し大きくするといいです。
皆の声がきれいに調和すれば、聞いていてとても心地の良い曲になります。
・相手と同じメロディーを歌わない、パート分けは平等に
相手と同じメロディーを同じように歌っていると、複数人で歌っている意味があまり感じられませんよね。
せっかくグループで歌うなら少しアレンジを加えてみましょう。
ハモったり歌うパートを分けたりすることで楽しみながら歌うことができます。
また、パート分けは平等に行うことが大切です。
相手よりも自分の方が歌がうまいと思っている人は、つい自分の歌うパートを多くしてしまいがちです。
人それぞれ長所、短所があるので個々の良さが発揮できるようなパート分けを行いましょう。
高音を出すのが上手な人はハモりやサビを担当し、低音がうまい人には曲の始まりを任せるなど、相手の特徴に合わせてパート分けをすることでグループの良さが引き出されます。
・まとめ
以上がグループで歌を楽しく歌うポイントでした。
パート分けや歌い方を少し気をつけるだけで、グループの良さが最大限に引き出されます。
相手を思いやりながら、皆で一曲を歌い上げてくださいね。
複数人で歌う楽しさを皆で共有しましょう!