今やアニソンは子供だけのものではありません。
ご存知のように、年末恒例の紅白歌合戦でも歌われていますし、有名な歌手がこぞってアニソンに参加しています。
その人気は日本にとどまらず、世界にも広がっています。
そんなアニソンを超絶カッコよく、クールに歌ってみたくはありませんか。
実際歌ってみたら上手く歌えなかった。女性シンガーのキーが高すぎて俺には無理だと思っている方。
そんな風に悩んでいる方や、アニソン大好きな方にぜひ試して頂きたいアニソンを歌うコツをお伝えしていきます。
目次
あなたの声はどんな声?
皆さんは自分の声を知っていますか?
ちゃんと自分の声を知ることは歌う上でとても大切なことです。
自分では高音が出ていると思っていたのに、ボイストレーニングを受けてみたらトレーナーから全然出ていないと言われて初めて気がついた、なんて事はよくあることです。
声には一人一人に特徴があり、違います。だから歌を正しく、自分のものとして歌うためには、まずは自分がどのような声をしているのかをきちんと知る必要があるのです。
他人の真似をしていてはいつまでたっても歌の上達はしません。
自分の声を知る方法の一つに、自分が発した言葉や歌を録音して聴くやり方があります。
これは後々歌の練習をしていく過程でも、自分がどうやって歌っているのか、そのクセなどを確認するため随所に取り入れていく方法でもあります。
ぜひ自分の声を録音して聴いてみて下さい。携帯やパソコンで簡単にできますよね。
その声が第三者がいつも聴いているあなたの本当の声なのです。
「え?!自分の声じゃないみたい。」と驚くかもしれませんね。
発声の仕方が悪いとか、掠れている、伸びがない、歌えば高音が安定していない等々、色んな問題や不満が出てくるかもしれません。
でもそれがとても大事なのです。
声を知り、納得の出来ない部分を知ることができれば、後はそこを直していけば良いだけですし、良い部分はどんどん伸ばし、鍛えていけば良いのです。
要は自分を客観的に見直す事が重要なのです。
腹式呼吸をマスターし、お腹で発声
腹式呼吸という言葉は聞いたことがあると思います。
プロの歌手は必ず腹式呼吸でお腹から声を出しています。
何度も歌を歌う職業なのに喉だけを使って喉から音を絞り出して歌ってしまうと、直ぐに喉を痛めるからです。
かと言って本当にお腹から声が出ているわけではありません。
お腹や下半身の力を使って、口から音を飛び出させ声を作っています。下半身から声を投げるイメージですね。
こうすることによって喉を痛めることなく、力強い安定した声を作り出すことができます。
自分のフルボイスを知る
腹式呼吸がマスターできたら、自分が最大どのぐらいの声が出るのかを知る実験をしてみましょう。
しっかり大声を出して自分の声を認識していただきたいので、少しでもためらいや迷いがあってはいけません。
自宅よりはカラオケボックスなどのほうが良いかもしれませんね。
最初に自分の精一杯の大声で「おーい!!」と叫んでみて下さい。もちろん腹式呼吸を忘れずに。
もし喉が痛くなれば、それは腹式呼吸が出来ていない証拠です。
その最大級の大声から一つづつ音を上げていきます。
さあ、どこまでキーを上げることが出来ますか?
これによって、自分が腹式呼吸で出せる音域が分かります。
また「フルボイス」という感覚を習得することができるのです。
フルボイスとは、この恥ずかしさやためらいも何も無く出している大声の感覚です。
普段の声は作られていたり、音量をコントロールしています。
歌を歌う時にこれをしてしまうと、歌の表現力がなくなります。
アニソンを上手く歌うにはしっかりとした存在感と迫力、萌え、切なさなどの表現力が絶対的に必要になってきます。
フルボイスは身体の底から出てくる声、すなわち魂の声でもあり、この声が出せることがアニソンの歌唱には必須なのです。
曲の思いを読み取る
選曲の仕方は人それぞれだとは思いますが、やっぱり自分が本当に好きな曲の方が思い入れが出来るので良いでしょう。
何となく流行っているからとか上手く歌えそうだからという理由では、歌詞をただの言葉の羅列として見るだけで、そこに込められた思いなどはイメージが出来ないと思います。
それでは人の心に届く歌は歌えません。
イメージすることはとても大切なことです。
歌詞を理解し、そこにある喜怒哀楽はどのようなものなのかを掴み取るのです。
そしてそれを歌い手のあなたが身体全体で表現しなくてはいけません。
そうして初めて人は感動し、上手いなと認めてくれるのです。
もし大好きなアニソンが女性ボーカルだからと諦めていた男性がいれば、一つキーを下げて歌うことから始めてみればいかがでしょうか。
もちろん声の高い男性はそのままでもOKです。
歌詞や曲に込められた思いをしっかり受け止めれば、きっと歌いこなせるようになるはずです。
極める
今日はあの曲、明日はあの曲とあちこち色んな曲に手を出すのは全くお勧めしません。上達しないのです。
歌を上達させたいのであれば、とにかく一曲入魂です。
一曲をきちんと極めることが上達への近道です。
同じ曲を繰り返し練習することで、どこが悪いのか、良いのか、癖などがクリアになり、自分の身についていきます。
歌い続けているうちに、もしかしたらキーを下げた方が、又は上げた方がもっと歌に広がりが出せると意外な事を発見するかもしれません。
また歌詞や曲の意味ももっと深く理解出来るようになります。
そうすれば更にその曲に思い入れができますので、アニソンの世界と自分をきちんと表現することが出来るようになるのです。
選んだ一曲を力一杯歌い、極める。これが歌の上達にはなくてはなりません。
まとめ
極めようと頑張って一人で練習をしていても、音が外れていたりしていては無意味な練習になってしまします。
随所に録音をして自分の声を聴いて確認してみることはとても大事ですし、機会があればボイススクールでトレーニングを受けてみられても良い経験になると思います。
クールなアニソンはカラオケでもとても盛り上がります。かっこ良く歌うために、ぜひ一度試してみて下さい。