ドラマやCMでよく目にする女優の中には、ミュージカルで活躍してからテレビや映画でも活躍するひと、その逆にテレビなどでブレイクしてから、ミュージカルに出演するひとがたくさんいます。
そんなテレビや映画でも活躍しているミュージカル女優のトップ3をご紹介します。
目次
1.実はピーターパンだった!高畑充希
テレビドラマ「同期のサクラ」「過保護のカホコ」「忘却のサチコ」「メゾン・ド・ポリス」などに主演、CMでもよく見かける高畑充希は、ミュージカル出身の女優です。
テレビでさまざまな役を演じ分け、はっきりとよく通る声はいかにも舞台出身!底知れぬ実力を感じさせてくれますね。
2007年、高校在学中に女優活動を開始し、6年間にわたってミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役をつとめました。
その後もスウィーニー・トッド〜フリート街の悪魔の理髪師〜」「わたしは真悟」音楽劇「靑い種子は太陽のなかにある」歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」などのミュージカルに出演・主演しています。
注目作品、ミュージカルの代表作「ミスサイゴン」
高畑充希は「ミス・サイゴン」ヒロインのキム役も歌い上げます!
ミュージカル「ミス・サイゴン」は、1970年代のベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、戦災孤児で純粋な少女キムが、アメリカ兵のクリスと出会い恋に落ち、運命に翻弄される物語。
高畑充希演じるキムは、恋人だったアメリカ兵クリスとの仲を引き裂かれた後、息子のタムを産み、もう一度クリスに会える日を待ち望むシングルマザー。
力強く、熱く歌い上げるナンバーが多く、世界中で上演されているブロードウェイミュージカルです。
2.「赤毛のアン」も「美女と野獣」も歌い上げる上白石萌音
上白石萌音は、長編アニメ映画「君の名は」の主人公・宮水三葉の声を担当、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」に主演、映画「ちはやふる」シリーズなどに出演、独特のやわらかい雰囲気と確かな演技力で人気上昇中です。
東宝ミュージカルアカデミーの公演TMA-Extra「奇跡の人」ヘレン・ケラー役で13歳で初舞台を踏み、翌年「王様と私」に出演、その後ミュージカル「ナイツ・テイルー騎士物語ー」などに出演、「赤毛のアン」「美女と野獣」イン・コンサートに主演しています。
注目作、子供向けミュージカル「リトル・ゾンビ・ガール」
上白石萌音は、日生劇場ファミリーフェスティヴァル2020「NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」にゾンビの女の子・ノノ 役を主演。
「NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』」は、ゾンビの女の子・ノノが暮らす森に、人間たちがやって来て…。
多くのひとに親しまれている「みんなのうた」歴代の名曲がちりばめられた日生劇場オリジナル・ミュージカルです。
3.「アナと雪の女王」のアナ役が素晴らしい神田沙也加
神田沙也加は、16歳で歌手デビュー。翌年映画「ドラゴンヘッド」でヒロイン役で女優としてデビュー、その後、ミュージカル『INTO THE WOODS』(宮本亜門演出)で赤ずきん役に出演。
「レ・ミゼラブル」「グリース」「ピーターパン」「ファンタスティックス」「赤毛のアン」「ダンス・オブ・ヴァンパイア」「屋根の上のヴァイオリン弾き」「マイ・フェア・レディー」ほか、数々の有名ミュージカルに主要キャストとして出演・主演しています。
長年の舞台で培った歌唱力により、ディズニーアニメ映画「アナと雪の女王」でアナ役の日本語版のセリフと歌の吹替えを担当し、大きな話題に。
高音も簡単に歌える歌唱力、素直で澄んだ声、声優として勉強も重ねた声の演技が高く評価されました。
両親の影響が大きいテレビやミュージシャンとしての活動ではなく、ミュージカルに自分の道を見出しただけに、その輝きはひときわです。
注目作、声の演技が光るプレミアム音楽朗読劇ヴァイサリオン VII「女王がいた客室」
神田沙也加は、プレミアム音楽朗読劇ヴァイサリオン VII「女王がいた客室」にエレオノーラ役で出演。
「女王がいた客室」は、20世紀初頭のパリが舞台。ロマノフ王朝の生き残りとなった亡命貴族たちが従業員としてはたらくホテル・バッサーノ。
神田沙也加が演じるエレオノーラは、やる気のない客室係。ホテルではたらきながら、役者になることを夢見ている、天真爛漫で勝気なキャラクターです。
声優がたくさん出演するプレミアム音楽朗読劇ヴァイサリオンシリーズの公演で、神田沙也加の芝居と声の演技が光ります。
4.ミュージカル出身の女優に大注目!
高畑充希、上白石萌音、神田沙也加、3人ともテレビで目にするとその存在感や演技力がずば抜けていますね。
演技、歌、踊りのすべてがつまった、ミュージカルで表現力を磨いた女優だからこその演技に大注目です。