ミュージカル

ミュージカル出演オーディションは事務所に所属していなくても大丈夫?

ミュージカルの公演オーディションを受けるのに、必ず芸能事務所やプロダクションに所属していないといけないのでしょうか?

事務所に所属するメリットや気を付けなければいけないこと、事務所のオーディションのことなどをご紹介します。

目次

ミュージカルオーディションと芸能事務所

1.有名ミュージカルのオーディション

2.小・中劇団のオーディション

芸能事務所やプロダクションに所属するには

1.事務所やプロダクションのオーディション

2.事務所やミュージカル劇団直属のスクール

子役の場合

まずは実力作り

ミュージカルオーディションと芸能事務所

オーディションの募集要項には「事務所に所属している方は事前に了解を取ってください」や「事務所経由での受験の方の結果は事務所に連絡いたします」といったことが書いてあります。

オーディションを受けるには事務所に所属している方がよいのかどうか、それは公演の規模やどの程度の役かによって変わってきます。

1.有名ミュージカルのオーディション

「劇団四季」「東宝ミュージカル」「レ・ミゼラブル」などの大手の有名ミュージカルのオーディションでは、主要な役は芸能事務所やプロダクション、提携のレッスンスタジオにのみ情報が渡り、その中から有名ミュージカル俳優、芸能人、タレントなどがキャスティングされます。

オールキャストの募集となっていても、公募では脇役やアンサンブルのみを選ぶのが一般的。また、応募期間が極端に短いなど、すでに準備が整っているプロのみが受けるオーディションとも言えます。

2.小・中劇団のオーディション

小規模、中規模な劇団の公演オーディションは、ミュージカル俳優として舞台経験を積みたい場合、事務所に所属していなくても、公演に見合った実力があれば受けることができます。

しかし、ミュージカルはダンス、踊り、演技が総合的にできる人がプロとして活動できるので、総合的にミュージカルの専門家からレッスンを受けられるスクールやスタジオで研鑽を積み、事務所やプロダクションに所属しながら大舞台を目指すのが早道です。

芸能事務所やプロダクションに所属するには

芸能事務所やプロダクションに所属すると、「東宝ミュージカル」や「ホリプロ」の公演などクローズなオーディションを受けることができたり、効果的な宣材写真や音源の準備、専門的なレッスンが受けられるなど、メリットがあります。

多額の登録料を支払ってまったくマネージメントのサポートを受けられないなど、実体のない事務所やプロダクションには気を付けましょう。

1.事務所やプロダクションのオーディション

大手の芸能事務所やプロダクションでも、定期的にオーディションを行っているところがほとんど。

事務所やプロダクションは広く人材を集めて、その中から光る逸材を探しているので、若ければ合格する可能性が高いのですが、あまりに登録しているひとが多いとその中から勝ち残るのが難しいいことも。

登録人数とスタッフの数が釣り合っているかどうかも、応募前にチェックしましょう。

小規模でも、手厚く目をかけて才能を伸ばそうとしてくれる事務所はあります。

また、事務所やプロダクションによって、営業が強いジャンルがちがうので、ミュージカルや舞台公演に多くの俳優を出演させているところを選ぶのも大切です。

2.事務所やミュージカル劇団直属のスクール

最近は事務所やミュージカル劇団直属のスクールも多く、ミュージカル俳優になるためのポイントを押さえた、本格的なレッスンが受けられます。

そういったスクールで研鑽を積みながら、人間関係の繋がりを作っていくことがプロへの足がかりになることもあります。

子役の場合

子役の場合は事務所オーディションを受けるとほぼ合格しますが、多額の登録料がかかります。

もちろん子役も、クローズなオーディションが事務所経由のみで受けられることがありますが、ミュージカルに出演するために多くのレッスンを受けることの方が、子役には重要です。

「アニー」などの公募で有名なオーディションは、事務所ではなく実力勝負なので、オーディション対策がきちんとできて実力をつけられる、ミュージカルスクールや子役養成スクールでレッスンを受ける方が結果に差が付きます。

スクールが事務所やプロダクションを運営しているところも増えていますし、スクールによってメソッドや目指す発声や踊りがちがうので、理想に合ったスクールを何校か見て決めるのが大切です。

まずは実力作り

ミュージカル公演のオーディションを受けるには、高い能力が求められます。

大きな公演になると、ひとりで何役も早替えでこなすこともありますし、経験がなければアンサンブルでも出演するのが難しい公演も多く、実力がなければ合格できません。

事務所のスクールでも、事務所をもっているスクールでも、まずはダンス、歌、演技のどれもバランスよくこなせる実力と自信を身につけましょう。

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