ミュージカルスクールや音楽や演劇の大学を出て、ミュージカルで活動していくなら、オーディションは避けて通ることはできません。
ミュージカルのオーディションはどこで探せばよいのか、申し込みにあたっての準備などをご紹介します。
目次
ミュージカル出演オーディションに参加するには
歌やダンス、演技のレッスンを重ねて、舞台に立つ準備ができたなら、次はオーディションに挑戦です。
ミュージカルのオーディションを受ける場合、どういう流れなのかをご紹介します。
1.オーディション情報を探す
ミュージカルスクールや劇団の養成所などに所属していなければ、オーディション情報は自分で探さなければ入って来ません。
一般のオーディションは小規模な劇団などではキャストを募集していますが、有名な劇団などではアンサンブルや脇役の募集であることが多くあります。
2.音源、履歴書を作成し申し込む
ミュージカルのオーディションは、たいがい一次が書類審査(音源を送る場合もあります)、一次を通過して二次で実技審査となるので、履歴書がとても重要です。
オーディションに申し込むためには、いくつか用意しなければならないものがあります。
絶対に必要なプロフィール写真や履歴書は、ミュージカルのオーディション特有の規定があるので要注意。
音源は課題曲や時間がオーディションによって変わるため、その度に録音する必要があります。
まずは応募要項を熟読し、指定された通りに揃えて期限に気を付けて申し込みましょう。
オーディション情報の探し方
昔はオーディション情報といえば雑誌でしたが、現在はたくさんのオーディション情報サイトやSNSがあり、随時更新されているのでマメにチェックするのがポイントです。
1.オーディションサイトで検索
「ミュージカル オーディション 20〇〇(年)」で検索すると、有名ミュージカル劇団のサイトでのオーディションの告知や、最新のオーディション情報を集めたサイトがみつかります。
情報サイトはミュージカル専用のサイトと、そのほか様々な舞台公演のオーディション情報が混ざっているサイトがあり、専用のサイトでは、小規模な公演から中・大規模な公演のオーディション情報が掲載されています。
2.劇団や企画のSNSを登録
お目当ての劇団や企画があれば、インスタグラムやTwitter、FacebookなどのSNSを登録しておくと、公演情報のほかオーディション情報を逃さずチェックすることができるのでおすすめです。
申し込みに必要なものの準備
どのオーディションでも必ず必要になるのがプロフィール写真。全身と上半身のどちらも事前に撮っておきましょう。
プロフィールや履歴書はそれぞれのオーディションによって、決まった書式をダウンロードして使用するのが一般的。
芸歴(レッスン歴、音楽歴、ダンス歴)は必須記入項目なので、「音楽 声楽 (学校名)〇〇先生 20〇〇年〇月~現在 週1回」などフォーマットを作成しておくと、オーディションの度にそのまま使えて便利です。
音源は時間制限や課題曲があるなどオーディションによって変わるので、その度に新しく録音、または録音してある音源を編集します。
1. プロフィール写真はどこで撮る?
ミュージカル女優・俳優として活動するなら、オーディションは何度も通る道、一度はきちんとしたカメラマンにプロフィール写真を撮ってもらうことをおすすめします。
スタジオや出張撮影でプロがどのようにライトを当てるかがわかり、ポーズや表情の指示も出してくれるので安心です。
最近のスマートフォンのカメラは性能がよく、修正やリタッチも自分でできますが、あまりに本人とかけ離れてしまうことがあるため、禁止しているオーディションも多くあります。
そうしたことから、費用はかかってしまいますが、書類審査を通るために重要なプロフィール写真はプロに撮ってもらうのがよいでしょう。
2.音源や動画は自撮りでいいの?
スマートフォンに内蔵のボイスメモ機能は手軽で送付もしやすいですが、音質がどうしても落ちてしまいます。
また自宅で録音するとなると外部や生活音が入ったり、防音だと響きがなくやはり音質に問題が生じてしまいがち。
活用したいのが、バンドなどの練習スタジオ。レコーディングのサービスを行っているところが多く機材がそろっていて、料金もお手頃です。
カラオケやiTunesなどで、ミュージカルナンバーのカラオケを探して録音し持ち込み、それを伴奏に歌えばピアニストも要りません。
気合の入ったオーディションなら、エンジニアのいる録音スタジオを奮発するのもおすすめ。
伴奏と歌の音量バランス、程よいエコー、気に入らない部分のみを歌い直して切り貼り、時間制限用のカットなど細かい要望に応えてもらえます。
オーディションを受けるには準備が大切!
オーディションを受けるには、一次の書類審査で自分のよさをアピールできる履歴書・プロフィールが絶対に必要です。
不自然に盛るのは逆効果ですが、自分の実力を見てもらうチャンスに繋げるためには、ある程度のクオリティのプロフィール写真や音源を用意しましょう。